NEWS・コラム

テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.95】キュヴェ プレフェランス ブリュット プルミエ クリュ
ジュール ラサール

2021年4月26日

テイスティングレポート

こんにちは。 
エイ・エム・ズィー神戸事務所の金本です。 
昼間は、春の陽気で過ごしやすい季節になってまいりました。 
 
本日は、弊社の取り扱いシャンパーニュのお勧めジュール・ラサールのスタンダートを 
ご紹介させていただきます。 
 
キュヴェ プレフェランス ブリュット プルミエ クリュ/ ジュール ラサール 
Cuvée Préference Brut 1er Cru N.V. /J.Lassalle 
消費税別参考上代¥5,670(消費税込¥6,237) 
 
葡萄は、ムニエ60%、ピノノワール20%、シャルドネ20%のブレンドです。 
NV(ノン・ヴィンテージ)は、複数年分の葡萄果汁が使用されていて貴重なものです。 
30%は、4年以上熟成されたリザーブキュヴェが入っています。 
 
 
 
薄切りバゲットにキャビアとクリームチーズ乗せと一緒に頂きました。 
食事の前のお愉しみです。 
泡とのマリアージュでは、口の中でプチプチした触感のキャビアと辛口シャンパーニュとぴったりです。 
グラスに注いだ見た目は、クリアで輝きのあるゴールドイエロー。 
口に含むと豊かなミネラル感を伴った爽やかな口あたりです。 
香りは梨や林檎や桃やアプリコット、天草やフェンネルのニュアンスやブリオッシュもあります。 
余韻は、長く辛口です。 
 
 
ジュール・ラサールは、1942年にシャンパーニュ・メゾンを設立し、1982年に亡くなられてからは、 
妻のオルガと娘のシャンタルと孫娘のアンジェリーヌの女性3代が運営するシャンパンハウスです。 
画像では、4代目?も写っています。 

 
1927年のChampagneのAOC法では主にシャンパーニュの産地は4つです。 
・La Montagne de Reims 
・La Vallée de la Marne 
・La Côte des Blancs 
・La Côte de Bar 
 
ジュール・ラサールの本拠地は、La Montagne de ReimsのChigny Les Roses村にあり、 
7つの村(Chigny Les Roses , Rilly La Montagne , Viller Allerand , Ludes , Puisieulx , Montchenot , Montbré) 
60区画16haの葡萄畑を所有しています。 
1er CruやGrand Cruの畑をたくさん所有していて、とりわけPinot MeunierのGrand Cru畑産のかなり稀有な葡萄も 
このスタンダード・キュヴェに使用されています。 
ジュール・ラサールでは、全ての自社畑がGrand Cruまたは1er Cruにあります。 
 
葡萄栽培はリュットリゾネで、収穫は手摘み。 
一番搾りの果汁のみ使用で、これは、味わいに気品と独特のクオリティをもたらすそうです。 
発酵は区画別の果汁で各々に行われ、保存されます。 
8~10カ月樽熟成した後にアッサンブラージュして、 
960hlの特別なステンレスタンクで(普通のステンレスタンクでは熟成に向かないと考え、特別なステンレスタンクです。) 
ルミアージュは全て手作業で行われ、ピュピトルという専用回転ボードに瓶を立てかけ、 
全て手作業で3週間かけて、毎日瓶を1/4、1/8回して、瓶口に澱を集めます。 
 

 
デゴルジュマン(澱引き)の後、少量のリキュールが加えられ、バランスのとれたBRUTに仕上げます。 
ジュール・ラサールでは、全てのボトルにデゴルジュの日付けが記載されています。 
瓶熟成はスタンダードの物でも最低3、4年、プレミアムクラスだと6年以上を瓶熟成させ造られます。 
 
 
きちんと丁寧に造られたジュール・ラサールを是非、お飲みくださいね。