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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.81】新春を彩る爽やかな南仏ロゼ

2021年1月18日

テイスティングレポート

POURLEVIN/ROSÉ “BONNEMINE” 2019
プール・ル・ヴァンロゼ “ボン・ミン” 

税別参考上代 ¥1,670 

 


 

南フランスのラングドック地方の力強さが溢れるワインの数々は、フランスワインに求められる要素をしっかりと理解して価格帯毎に最高のワインを実に見事に表現できています。 
 
ラングドックは太陽の光に恵まれた地域で、年に左右されない高品質のワインを豊富に生産することで知られていますが近年、さらにその質が上がってきているように思えます。 
 
このワインはグルナッシュ・ノワールを優しく圧搾して、果皮や果実にある繊細なアロマと風味を引き出し、甘く熟していながらも歯ごたえのある果実味とソフトでジューシーな風味に満ちとてもクリーンなワインを造り出しています。 
 
淡いラズベリーピンクは食欲をかきたてます。魅力的なソフトベリーのアロマがさらにその個性を際立たせてくれます。味わいは実に素直な果実味に溢れ、滑らかでいて、フレッシュで穏やかな酸とジューシーさが口いっぱいに広がります。 
 
清涼感があり、とても爽やかな風と戯れているような、とても爽快な気分にひたれます。まだまだ寒い時期が続きますが、もうそこまで来ている春の芽吹きを感じ、暖かな気持ちにさせてくれるそんなワインです。 
 
ワイン名の『ボン・ミン』とは直訳すれば「いい顔」の意味ですが、誰かが元気そうにしている時に使われるフランスの慣用句です。誰もが、可愛いこのワインにうっとりすると思います。  

 
プール・ル・ヴァンではその他にメルロー、シラー、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランの人気品種をそれぞれフランスの慣用句になぞらえた名前でリリースしています。 

どれもとても目を惹くラベルと魅力的な味わいです。 

是非、全キュヴェ揃えてフランスの小粋なエスプリを感じてみて下さいね。 

 

バイヤー 菊池