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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.153】4年ぶりの再入荷!!ブルゴーニュ好きにお勧めしたいお値打ちアペラシオン!

2022年6月06日

テイスティングレポート

REMOISSNET
ルモワスネ
Saint Romain 2017
サン・ロマン
品種:シャルドネ100%
参考上代¥7,337(税込)
 

4年ぶりに再入荷したサンロマンをテイスティングしていきます。
ルモワスネはブルゴーニュのボーヌ村に本拠地を構えるネゴシアンです。
古酒のエキスパートというイメージの方もいらっしゃるかと思いますが、近年はこなれた飲み頃ワインを多くリリースしており、古酒のスペシャリストでありながら、蔵出し飲み頃ワインの生産者としての顔も持っています。
サンロマンはコートドボーヌの中でも一番標高の高い所に位置し、そのミネラル感と溌剌とした酸が特徴的です。
私個人的にも好きなアペラシオンです。

 


 

今日はプライベートでお世話になっているワインの師匠と共にテイスティングを始めていきます。
レモンイエローの綺麗な色合いです。
グラスに注いだ直後は少し閉じているかな?と言った印象でしたがスワリングしながら待つと、柑橘系の爽やかな香りに加え、アプリコットやアカシアのような濃密な香りも広がります。
樽の甘やかなヴァニラの香りも心地良く、バランスが取れています。
サンロマンの特徴もしっかり捉えつつ、ルモワスネらしい熟成のニュアンスと樽の使い方がしっかり表現されていて個性がしっかり出ていますね。

 
口に含んだ直後は綺麗な酸が舌を刺激して、食欲を沸き立てます。
エキス分もしっかりと抽出されており、果実感と、軽く熟成された味わいが混ざり、複雑味がとても面白いです。
グラスに入れて時間を置くと、酸が少し落ち着いて樽の甘やかな味わいが口いっぱいに広がります。

 


 

料理は、豚スネ肉とポルチーニ茸で出汁を取ったチキンキーマソースと骨つきチキンをスパイシーに仕上げグリルしたものです。
チキンのスパイシーな香りが、ワインの甘やかで、フルーティーな香りにアクセントを足してくれます。
淡白な肉の味わいにワインが旨味をより一層際立たせてくれます。

 

是非ルモワスネの白ワインをお試しください。

 

大木