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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズ Vol.42】ちょっぴり贅沢なワインを宅呑みで
  ~プチ贅宅ワイン~

2020年4月20日

テイスティングレポート

こんにちは 
営業の武田です。 
 
新型コロナの為、家飲みばかりですが、その分、ちょっと良いワインを飲む事が増えました。 
今回は、こちらのワインが非常に完成度が高く、印象に残ったので、ご紹介します。 
 
JOSEPH ROTY 
MARSANNAY CHAMPS SAINT ETIENNE 2014 
ジョゼフ・ロティ 
マルサネ・シャン・サン・エティエンヌ2014 
参考上代 ¥6,830 
 

 
近年、コート・ド・ニュイの村名クラスの値上がりが著しく、なかなか思い切らないと買えない価格になってしまいました。 
そんな中、オススメしたいのが、北はマルサネやフィサン、南はメルキュレやサントネなどの村。知名度はヴォーヌ・ロマネやシャンボール・ミュジニとは比べられませんが、しっかりした生産者は、質の良い、お買い得なワインを造っています。 
 
ジョゼフ・ロティは弊社の看板ドメーヌでもありますので、ご存知の方も多いと思いますが、ジュヴレ・シャベルタン村の老舗生産者で、現在12代目のフィリップ・ジャン・ロティが醸造責任者です。 
亡き父と兄の意志を継ぎ、伝統的手法を守りつつ、最新技術を積極的に取り入れながら、さらなる高みを目指し、日々研鑽を積んでいます。 
 
 
このワインが造られた2014年時点では兄のフィリップ・ロティは存命で、闘病中ではありましたが、基本的に兄が栽培、弟が醸造を受け持っていました。 
2014年産の特徴として、調和の取れた、緻密な味わいが挙げられます。6年の時を経て熟成が進み、飲み頃に差し掛かりつつある、注目のヴィンテージです。 
早速抜栓すると、出だしからエキゾチックなハーブやスパイス、果実を煮詰めたジャミーな香りが広がります。クラクラとするような芳香は飲み頃に達したワインならでは。 
口に含むと、舌に絡みつく密度の高い果実味があり、圧倒されます。甘みの中にも大柄なタンニン、程よい酸を感じ、ミネラルが液体に緊張感をもたらせてくれます。 
しっかり焦点のさだまった、まさに飲み頃の味わいです。 
しみじみとピノ・ノワールの美味しさを堪能できるワインですので、食事に合わせても良いですが、ドライフルーツや、チーズをつまみに、じっくりワインと向き合ってはいかがでしょうか。 
 
個人的に、2012年〜14年あたりは、味わいに統一感がでてきたところで、非常に状態が良いと思います。弊社も多種取り揃えていますので、気になった方は是非お問い合わせ下さい。