NEWS・コラム

テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.56】一度味わったら忘れられない魅惑のワイン

2020年7月27日

テイスティングレポート

こんにちは 
営業の馬渕です。 
 
7月も後半に入り、蝉の鳴き声がちらほらと聞こえてくるようになりました。 
長かった梅雨もそろそろ終わりをつげそうな気配で、時より見せる青空が清々しく感じられる今日この頃です。 
 
気持ち良い日には、自然とブルゴーニュワインが飲みたくなるのですが 
今日はちょっとリッチにドメーヌ・ド・ラルロの新着ヴィンテージより、ラルロの単独所有畑から造られる 
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ“クロ・デュ・シャポー”をご紹介させていただきます。 
 
DOMAINE DE L’ARLOT 
COTES DE NUITS VILLAGES “CLOS DE CHAPEAU” 2018 
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ“クロ・デュ・シャポー” 2018年 
参考上代 7,830円 
 
https://www.amzwine.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/07/38f8309a983cab948b7d958b3b967019-1.jpg
 
弊社取り扱い商品の中でもトップクラスの人気を誇るドメーヌですが、蔵元はニュイ・サン・ジョルジュ村 プレモー・プリセにあります。 
フランスの保険企業「アクサ」のワイン部門を担当する子会社「アクサ・ミレジム」が所有し、1987年創設から優れた人材が継承して現在に至ります。 
ドメーヌ・デュジャックで修業し、ジャック・セイスの影響を大きく受けた、ジャン・ピエール・ド・スメ(2007年引退)から始まり、 
ラルロを一躍トップドメーヌに押し上げたオリヴィエ・ルリッシュ(2010年退社独立して現ドメーヌ・デ・ザコル)、 
2011年ジャック・デュヴォージュ就任(後にクロ・ド・タールに引き抜かれ、今はクロ・ド・ランブレイを造っている) 
そして2014年よりラルロの醸造責任者を務めるのがアレックス・ガンバルで辣腕を振るったジェラルディンヌ・ゴド女史です。  

 
ラルロは2003年からビオディナミの手法を取り入れてますが、ワインの特徴はエレガントで透明感溢れるキレイ系スタイルのお手本のようなものです。 
ワインをグラスに注ぐと、新鮮な赤いフルーツの香りにスパイスとヴァニラが感じられ、しなやかさと優雅さを引き出しています。 
口に含むとエキス分と旨味が透明な液体にぎっしりと詰まっていて、何とも言えない複雑な味わいと余韻が堪能できます。 
けっしてお安いとは言えないこの高級ワインが入荷前にほぼ完売になってしまうのは、 
一度味わってしまうと忘れられない何か魔法にでも掛かったような魅力があるんでしょうね。私もその一人ですが・・・ 
 
ワインに合わせた料理は合鴨の香草ローストでしたが、とてもジューシーでほど良い肉質と脂が、柔らかくコクがあり深みのあるこのワインとばっちり合いました。 
 
ちなみに、今回ご紹介させていただいた「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ“クロ・デュ・シャポー”」は好評につき完売しており、その他キュヴェでは、「ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ“モン・デ・ゾワゾー”」参考上代14,000円が若干数在庫ございます。 
また、瓶詰め遅れのため入荷が遅れていたラルロのフラッグシップ「ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ“クロ・フォレ・サン・ジョルジュ”」参考上代19,170円 
8月入荷予定で現在ご予約承っております。 
ここ数カ月、外でお酒を飲む機会が少なくなってしまったので、時にはちょっと高価なワインで贅沢してみるのも良いのではないでしょうか。 
レストランでボトルを1本注文したと見立てて宅飲みで楽しんでいただけると幸いです。 
是非一度、ラルロの魅力と感動をご堪能くださいませ。