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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.60】夏の食材に合わせるのは・・・

2020年8月24日

テイスティングレポート

こんにちは、神戸事務所で営業の熊谷です。 
猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 
 
突然ですが、夏に食べたい食材と言われて何を思い浮かべますか。 
想像されるものはそれぞれあるかと思いますが、関西で夏に食べられる食材のひとつとして、鱧(ハモ)があります。 
高価な食材でもありますので頻繁に食べるものではないのですが、この時期はスーパーにもよく並んでいて、目にすると《夏》を実感します。 
食べ方もいろいろありますが、家では湯引きしたものを、梅肉とともににさっぱりと頂くことが多いです。 
 
なかなか普段我が家の食卓に上らない鱧ですが、外出を控えがちな今の時期ならではの、プチ贅沢をしてみました。 
そして、合わせたいと思ったワインはこちら↓ 
 
◆ ANDRE BONHOMME  VIRÉ CLESSÉ “Les Pierres Blanches” 2018 
 アンドレ・ボノム ヴィレ・クレッセ “レ・ピエール・ブランシュ” 2018 
参考上代 3,750円(税抜) 
 
アンドレ・ボノムはエイ・エム・ズィーが取り扱う代表的なワインのひとつとも言える生産者です。 
これまでのテイスティング記事を確認すると、他の生産者に比べ登場する率が高い気がします。 
営業の人気も高い秘密は、いろいろなお料理に合わせやすく、キュヴェによって季節を問わず楽しめるからではないでしょうか。 
 
中でも、暑い季節でも楽しめるこちらのキュヴェは、樽を使用せず、ステンレスタンクのみで醸造。 
樹齢は20-30年と、高樹齢のブドウを多く使用するアンドレ・ボノムのラインナップの中では、比較的若い樹を使用しています。 
青りんごやライムなどのスッキリ系の香りに、少し時間が経つと熟したパイナップル、オレンジマーマレードや白い花、白コショウなどの香りが上がってきます。 
ブルゴーニュの南の産地ながら滑らかできれいな酸があり、果実味とのバランスもよく、石灰の多い土壌から名付けられた”Les Pierres Blanches(白い石)”の名前の通り、豊かなミネラル分が感じられます。 

 
鱧はスーパーでは湯引きして売っていることが多いのですが、食に詳しい知人から、湯引きしたものを買うより生を買って自宅で湯引きした方が数倍美味しいと教えてもらいました。 
実践したところ、触感が柔らかく、風味も全然違いました。 
淡泊に見えて意外にも脂ののった鱧は、しっかりしたミネラル感のあるワインが進みます。 
もしお見掛けすることがあれば、ぜひ一度お試しください。