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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.87】旨味たっぷり。エレガンス溢れるルモワスネの高品質ACブル

2021年3月01日

テイスティングレポート

皆さまこんにちは。営業の久保です。 
三寒四温とはよく言ったもので、春らしいうららかな日が続いたかと思えば、真冬のようなキンとした寒い日に戻ったりと。 
でもこうして春に一歩ずつ近づいて行くのかと思うと、なぜか寒ささえも愛おしく感じられる気がします。 
  
先日家族のプチ祝いのシーンがあり、食卓が普段よりも少しばかり賑やかに。 
ワインは何にしようか迷った挙句、素直に今飲みたい白ワインをチョイスしました。 
このヴィンテージが入荷してからずっと試してみたいと思っていたワインです。  
  
Remoissenet 
2017 Bourgogne Blanc Renommee   
  
ルモワスネ
2017 ブルゴーニュ・ブラン・ルノメ 
  
参考上代¥4,330-(税別)   
   
 
前回の私のテイスティング・シリーズでもご紹介しましたが、ルモワスネはブルゴーニュのボーヌ村に本拠地を構えるネゴシアンです。  
ルモワスネは古酒のエキスパートというイメージの方もいらっしゃるかと思いますが、近年はこなれた飲み頃ワインを多くリリースしており、 
古酒のスペシャリストでありながら、蔵出し飲み頃ワインの生産者としての顔も持っています。 
 
※前回の記事はこちら ⇒ 【テイスティング・シリーズVol.77】感動のマリアージュ 熟成ピノ・ノワールと赤身のづけ 
 

 
 
 
ワインをグラスに注ぐと、アカシアや蜂蜜、ミネラル、ナッツやヴァニラなどの香りが感じられます。  
少し閉じ気味な香りもワインの温度が少し上がるとともに外交的になり、うっとりするような芳香がグラスを包みます。 
 
凝縮した果実のエキスが感じられ、線のはっきりとした酸が硬質なミネラル感をうまく引き立て、高い次元で見事に調和。 
エレガンス溢れるスタイルで、心地よい余韻がしばらく続きます。 
ブラインドだったら村名かと思わせるような、品質の高さにひたすら驚かされました。 
 
ワインは食卓を華やかにするだけでなく、お料理を引き立てたり、会話のきっかけになったり、心を動かしたりと 
単に飲むという行為以上のものをもたらしてくれる、素晴らしい飲み物です。 
そのことを改めて感じさせてくれる、感動的な白ワインでした。 
  
2017年はブルゴーニュの白ワインにとっては秀逸なヴィンテージです。 
もちろん今飲んでも楽しめますが、まだまだ熟成するポテンシャルがあるので、何本かストックしてその変化を楽しむのもいいかもしれません。 
是非ルモワスネの白ワインをお試しください。 
  
 
  
久保