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【テイスティング・シリーズVol.106】全房発酵で造られるクラシックスタイルに大満足!

2021年7月12日

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みなさまこんにちは。 
営業の馬渕です。 
 
今回ご紹介させていただくのは、テイスティング・レポートでも 
度々取り上げている(私も一度Vol.84で掲載)ムルソー村の生産者「ドメーヌ・ルージョ」から、 
王道のシャルドネではなく、ピノノワールを味わってみたいと思います。 
 
2017年ヴィンテージから弊社正規取り扱いの生産者として加わりましたが、 
リリース当初はムルソーの造り手ということもあり、まずはシャルドネに注目が集まりました。 
試飲会での高評価をきっかけに、瞬く間に人気に火がつき現在では白ワインのほとんどのキュヴェは完売しており、 
「ムルソー・スー・ラ・ヴェル」2017、2018年の在庫を少量残すのみとなっております。 
 
白ワインの銘醸造家は赤ワインも素晴らしいと良く言われますが、このドメーヌ・ルージョもそのひとつだと思い 
2018年のピノノワールを試してみることにしました。 
 
 
DOMAINE ROUGEOT / BOURGOGNE COTE D’OR PINOT NOIR “LES VAUX”2018 
ドメーヌ・ルージョ / ブルゴーニュ・コート・ドール・ピノノワール “レ・ヴォー”   
参考上代 4,670円 
 
それでは、テイスティング開始です。 
色調は透明感のあるガーネット。 
香りはすでに開いており、とても華やかでナチュラルな赤黒果実と、ほのかにスパイス香がありピュアな印象です。 
口に含むと全房発酵らしく、さまざまな成分が複雑に絡み合い、しっかりとした旨味も堪能できます。 
また、ボリューム感ある味わいのイメージが強い2018年ヴィンテージですが、このワインはアルコール12.5度と 
やや控えめで、スムーズな喉越しが心地よく感じられますので、1日の疲れを癒してくれるようなホッとするワインです。 
最近飲んだブルゴーニュ・ピノノワールの中では、かなり完成度が高く、また何か懐かしさを感じるような 
クラシックスタイルに仕上がっていますので、私はすっかりルージョが造るピノノワールのファンになってしまいました。 
 
 
是非一度、皆様もルージョのピノノワールをお試しくださいませ。