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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.118】初投稿なので、少し贅沢を…

2021年10月04日

テイスティングレポート

初めまして!9月より入社しました大木元義です。 
初投稿ということで少し贅沢をさせて頂きました。 
 
本日はムルソーが誇る醸造家の 
Philippe Bouzereau 
“2019 Meursault Les Grands Charons” 
参考上代 7,830円 
をご紹介させて頂きます。 
 
アロマティックな香りをしっかりと感じるために温度は12℃くらいでグラスに注ぎます! 
透明感、輝きは魅力的です!色調もゴールド色。 
樽から感じる、ナッツやヴァニラ等の香ばしい香りと 
白い花やシトラス系果実感のバランスは最高です! 
2019年は良年、グレートヴィンテージとなっています。 
フレッシュさと、葡萄本来のフルーティーさも残り、今しか楽しめない味わいとなっています。 
Philippe Bouzereauはテロワールの個性を大事にしているため、あえて新樽比率は25%と抑えめにしてあります。 
そのため、柔らかな酸とミネラル分も感じ、樽の芳醇な味わいも絶妙です! 
 
 

 
 
料理はフランスアルザス地方の郷土料理、「choucroute(シュークルート)」を合わせます。 
柔らかく煮込んだ豚肉と、アクセントになめこも入り味わいに深みが出ています。 
ザワークラフトの酸味がワインのミネラル分と柔らかい酸に寄り添い、 
豚の脂の甘味を樽と、シャルドネのフルーティーさが引き立てます。 
 
 
 
フィリップ・ブズローはブルゴーニュの銘醸地、 
ムルソーで9世代に渡って受け継がれてきた家族経営のメゾンになります。 
現イケメン当主である、フィリップブズローは2006年にドメーヌを受け継ぎました。 
拠点のある、ムルソーを中心に21種類のワインを造り出しています。 
栽培については厳格なリュットレゾネを実施しており、2013年からは天然酵母も使っています。 
ブズローは「星の王子様」で有名なサン=テグジュペリの 
「この地は先祖から受け継いでいるのではない、未来の子供達から借りたものだ。」 
という言葉を大切にしています。 
テロワールの個性を大事にしているからこそ、 
人の手を直接かけ過ぎず、ワイン本来の味わいを楽しんで欲しい、と言う思いが、作り手から伝わります。 
フランスの著名レストランで扱われたり、ワイン誌にも取り上げられるなど、毎年高い評価を受けています。 
 
 
この機会に是非お試しくださいませ。 
 
 
大木