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【テイスティング・シリーズVol.123】ルージョの新着ヴィンテージはやっぱり美味かった!

2021年11月08日

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皆様こんにちは。 
営業の馬渕です。 
 

秋から冬にかけては、 
弊社正規取り扱い生産者の新着ヴィンテージ入荷ラッシュですが、 
その中でも私が特に楽しみにしていたのは、 
有機農法で低亜硫酸を実現するムルソー村の実力派「ドメーヌ・ルージョ」です。 
初めて飲んだのは2017年産でしたが、 
とにかくクオリティーの高さに驚き、それからルージョのファンになってしまいました。 
 
そのようなこともあって、本日ご紹介させていただくのは 
 
DOMAINE ROUGEOT PERE & FILS / BOURGOGNE COTE D’OR “LES GRANDES GOUTTES” 2019年 
ドメーヌ・ルージョ・ペール・エ・フィス / ブルゴーニュ・コート・ドール“レ・グランド・グット” 
参考上代 4,670円 
 
 
“レ・グランド・グット”はピュリニー境界のムルソー南端で 
1級畑シャルムから僅か数百メートルという最高の場所に畑があります。 
 
ルージョは有機農法で低亜硫酸を実現しており、 
2016年以降は亜硫酸塩は瓶詰め時にのみ使用され、 
一部のキュヴェでは全工程を通して亜硫酸塩無添加も試みています。 
 
白ワインは全房のまま空気圧でプレス、1〜2日タンクで落ち着かせた後 
、伝統的な228Lの樽で天然酵母によって発酵。 
SO2を全く加えずに12〜18ヶ月熟成後、 
ワインをタンクに集め、1ヶ月間休ませてから軽い濾過で瓶詰めします。 
瓶詰時にだけ白は少量のSO2を添加します。 
 

 
ワインをグラスに注ぎますと、色調は緑が掛かったイエロー。 
香りは、新鮮な柑橘系フルーツやアーモンド、バニラなどのニュアンスがあり濃密な印象をうけます。 
口に含みますと、豊かなミネラルと伸びのある酸がベースとなり、 
フレッシュな果実味がとてもエレガントに感じられます。 
また旨味が強く酒質もしっかりとしているので余韻も長く持続します。 
 
このワインはACブルゴーニュですが、 
高いポテンシャルを秘めており「プチ・ムルソー」と言っても良いぐらいです。 
さすがルージョ、期待を裏切らないですね。素晴らしいの一言です。 
今回は、ワイン単体で楽しみましたが 
合わせる料理として魚介類のバターソースやチキンソテーなどとの相性は抜群だと思います。 
 

 
最後に新入荷のルージョですが 
生産量がそれほど多くないので、すでに完売してしまった商品がいくつかあります。 
このコート・ドール“グランド・グット”も残り僅かとなっておりますが、 
その他、代表的なキュヴェであるムルソー“スー・ラ・ヴェルや 

Vol.106掲載のブルゴーニュ・コート・ドール・ピノノワール”レ・ヴォー“も 
おすすめなので是非一度お試しください。 
 
 
それでは、また次回宜しくお願い致します。