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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.155】涼やかなロワールのソーヴィニョン・ブラン!

2022年6月20日

テイスティングレポート

皆さまこんにちは。HP担当の田中です。 
蒸し暑い日が続きますね。 
こんな季節には涼やか、かつフルーティーなソーヴィニョン・ブランはいかがでしょうか? 
今日はロワール地方、プイィ・フュメの生産者ジャン・パビオから、 
先日到着したばかりのプイィ・フュメ ドメーヌ・デ・フィーヌ・カイヨット 2020をご紹介します。 

 

Pouilly Fume “Domaine Des Fines Caillottes” Jean Pabiot  2020
参考小売価格:¥4,213(税込)
 


 

フィーヌ・カイヨットの “カイヨット(Caillottes)” は、白い石灰岩の小石の名で、 
畑の土壌はそのカイヨットを含むキンメリジャンとシレックスという、ミネラル豊富な土壌です。 

サステイナブルな生産方法を採用するこのドメーヌでは、 
「Terra Vitis (自然、人間、ワインの尊重を旨とする) 」と、 
「HVE (生物多様性の尊重と投入物の削減を図る) 」という有機認証団体の認証を受けており、
HVEはLevel 3という最高レベルの認証を獲得しています。 

ドメーヌでは畑をよく耕し、鍬を入れ、 
春の芽掻きや葉の間引きで風通しを良くしています。 
また、完熟しアロマが充分に表現されたぶどうを収穫するため、 
畝の真ん中に天然芝を敷き、
有機肥料(たい肥)の使用や、グリーンハーベストなどを行っています。 
(※グリーンハーベスト…ぶどうの味わいを凝縮させるため、房の間引きをする)
夏の除葉もテロワールやヴィンテージによって実施します。 

ドメーヌ・デ・フィーヌ・カイヨットの醸造は 
各テロワールで分けて行います。 
一部でスキンコンタクトとマセラシオン。 
ソフトにプレスして果汁にし、マストを沈殿させてステンレスタンクで発酵を行います。 
その後タンクで、シュー・ル・リーで熟成させて翌年春に各キュヴェをブレンド、ボトリングしています。 

 

テイスティングです。 
グレープフルーツ、白桃や洋梨のフルーティーな印象。 
そしてキリっとしたソリッドなミネラル。 
ジャスミンを思わせる花の香り…。 

よく冷やしていただきますと、完熟フルーツの豊かな味わいと清涼感とを同時に味わうことができます。 
軽めのミディアムボディですが余韻は長く、アフターに感じられるほのかな苦みが落ち着きます。 
ペアリングはハーブを多めに添えた白身魚のカルパッチョや、お鮨、白いチーズ。 
スモークサーモンとクリームチーズのオードブルなど。 
軽めのお料理であれば、守備範囲はかなり広そうです。 
今、そしてこれからの季節にぴったりのワインとして、自信をもってお勧めします。
 

また、世界の女性のワイン専門家が選ぶ 
「フェミナリーズ世界ワインコンクール」において、ゴールドメダルを獲得しておりますので、 
その面からも太鼓判の二重押し…といったところ。 

 

ジャン・パビオのドメーヌ・デ・フィーヌ・カイヨット 2020 
こちらのワインは先ごろ販売を開始したばかりです。 
人気商品ですので、どうぞお早めにお試しくださいませ。 

 

それでは、また来週をお楽しみに!