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【テイスティング・シリーズVol.147】マコン&ヴィレの名手アンドレ・ボノムによる
貴重な古酒をテイスティング!

2022年4月25日

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皆さまこんにちは。事務の田中です。 
今日はマコンの生産者、アンドレ・ボノムの貴重な古酒をご紹介いたします。 
 
ワイン:Macon Viré 1997 (マコン・ヴィレ) 
生産者:André Bonhomme (アンドレ・ボノム) 
価 格:16,500円(税込・購入時)※次回価格未定  
 

 
Macon Viré(マコン・ヴィレ)は2002年に廃止されたAOC。  
現在それはViré Clessé(ヴィレ・クレッセ)となっています。  
このワインは現在のViré Clessé Hors Classe(ヴィレ・クレッセ・オール・クラッセ)のぶどうからなるもので、  
当時、平均樹齢は75年ほどでした。  
その樹がだいぶ残っておりまして、現在Hors Classeの樹齢は75~95年です。  
 
先週バイヤーの菊池が紹介した、Joseph Roty Charmes Chambertin TVV  
(ジョゼフ・ロティ シャルム・シャンベルタン・トレ・ヴィエイユ・ヴィーニュ)の説明にもありましたが、  
「地中深くまで、根を張ることで土壌の様々な要素を取り入れ、ブドウに複雑味を与えるのです。  
これは若いブドウでは決して得る事の出来ない特別なものなのです」ということで、  
テイスティングも期待が高まります。  
現在、1997年から25年というキリのよいタイミングですので、  
どんな味わいになっているか、みてみましょう。  
 

 
色味はご覧のとおり。オレンジワインのように濃いですね。
黄みがかった琥珀色、透き通ったみかん色といいますか、美しい色合いです。
 
香りについては抜栓した直後はやや閉じ気味でしたが、
温度が上がるにつれ、大輪の花が咲いたように華やかに開いてきました。
 
アカシアの花やそのはちみつ
クリーム
オレンジピールの砂糖漬け
蜜入りりんごのコンポート
ヴァニラ
キャラメル
干し葡萄
ナッツ…
 
甘く華やかで、香ばしさもあり、とても複雑です。
そして入れ替わり立ち代わり…といった調子に香りの要素が現れます。
香りだけで酔えてしまいそうなぐらいに芳醇です。
 
 
味わいも香り同様にスケール感があり、濃密な印象です。
ですが、アルコール感は穏やか。
果実の甘味も酸もまだ充分に感じられるものの、角が取れて溶け込んでいます。
全体的にはやはりミディアム・ボディかな…と思います。
 
非常に調和がとれていて味の要素が混然一体となっているのが印象的。
豊かなミネラルが、やや甘やかに感じられるスタイルを支え、
ネーブルオレンジのような苦みのある後味が、
味わいを引き締めています。
そして余韻がとても長いです。
ただ、素晴らしい…の一言。
 
 
今回はエビのムースやパテ、
コンテチーズやナッツのはちみつがけなどと一緒に楽しみました。
すべて良い組合せでしたが、とくにエビは鉄板の組み合わせです。
これはレストランに持ち込んで、
オマールエビなどプロの味に合わせてみても良かったな…と、ほんの少し悔しく思いました。



こちらのワインは、今は残念ながら在庫がないのですが、
今年、どこかのタイミングでまた入荷する予定です。
私自身もとても楽しみにしておりますが、
皆さまも、案内を楽しみになさっていてくださいませ。
 
 
では。
今週もお元気でお過ごしください!