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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.143】値上がり間近!!ピエール・ジモネ キュイ・プルミエ・クリュ

2022年3月28日

テイスティングレポート

みなさま、こんにちは。
営業の小林です。

春らしくなってきましたね。 
ただ朝晩は、ひんやりとした空気を感じる今日この頃です。皆様お元気でお過ごしでしょうか。 
さて、本日ご紹介するのは、値上がり間近。弊社シャンパーニュの生産者ピエール・ジモネの人気キュヴェです。 
 
PIERRE GIMONNET  CUIS 1ER CRU BRUT BLANC DE BLANCS 
ピエール・ジモネ  キュイ・プルミエ・クリュ・ブラン・ド・ブラン 
参考上代:¥6,600-(税込み) 4月1日から参考上代:¥7,337-(税込み) 
 

 
輝きのあるライムイエロー 
レモン、グレープフルーツ、炒ったナッツや、ミネラルのアロマ。 
フレッシュでピュア、爽やかさがあり、軽やかでフィネスがあります。 
食前はもちろんですが、ボトル1本を通して食事と合わせても飲み飽きすることなく、すいすいとグラスが進みます。 
フランス料理はもちろんですが、和食との相性も抜群ではないでしょうか。春野菜や、山菜、天ぷら、鰆の焼き物など、考えただけで食欲が湧いてきます。 
余韻は長く、酸に伸びがあり、緻密で繊細。ブラン・ド・ブランに求めるエレガンスが感じられます。 
ピエール・ジモネのスタンダードキュヴェ キュイ・プルミエ・クリュはノンヴィンテージですが、常時5~7種類のヴィンテージがブレンドされています。 
現在移行中の下記ボトル2本を飲み比べてみました。 
左のボトルは2017年が主体で、2015-2010年の7ヴィンテージがブレンドされたロット。 
右のボトルは2018年が主体で、2016-2011年の7ヴィンテージがブレンドされたロット。 
 
 
比較すると、わずかに2017年は酸が鮮烈であり、2018年は果実味に厚みがあると感じました。 
飲み比べればわかる程度の、安定した味わいに仕上げるのは、流石はブレンドの妙というところでしょうか。 
※今後は、2018年のベースシャンパーニュが主体のロットとなります 
突き詰めますと、ピエール・ジモネが他のシャンパーニュメゾンと大きく異なる点として、リザーヴワインの保管方法です。 
一般のシャンパンメーカーは、ステンレスタンクや、ホーロータンクなどで単一年のリザーヴワインをストックするのに対し、ジモネはマグナムボトルを打栓して単一年のリザーヴワインを保管します。 
これにより、澱と液体の接触が各瓶内で起こり、ブレンドした時に複雑さや、旨みのある香味がもたらされるのです。 
手間暇は掛かりますが、ジモネのエスプリをこのキュヴェから感じることが出来ます。 
 
さて、 
冒頭でも触れている今回の値上がりにはもちろん理由がありまして、 
現地蔵出し価格の上昇や、コンテナ、トラッカーの不足、原油の高騰、コロナによる人手不足など、やむを得ず価格改定に至りました。 
 
4月1日からは、輸入元である弊社(株式会社エイ・エム・ズィー)からの卸価格は値上がりしますが、 
このお値段で本当に美味しいブラン・ド・ブランが楽しめるという点では、かなりお値打ち商品かと思います。 
 
今後も変わらずピエール・ジモネをお楽しみ頂ければ嬉しいです。 
 
小林