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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.165】ブルゴーニュの村名白ワインはマコネが注目!

2022年9月05日

テイスティングレポート

みなさま、こんにちは。
営業の馬渕です。

猛暑だった8月も終わり、少しづつ秋めいてまいりましたが皆様如何お過ごしでしょうか。
本日は、弊社取り扱いブルゴーニュ白ワインの中でも
圧倒的な安定感を持つアンドレ・ボノムの人気キュヴェをご紹介させていただきます。

 

ANDRE BONHOMME / VIRE CLESSE “LES FORETILLES” 2020
アンドレ・ボノム / ヴィレ・クレッセ“レ・フォレティーユ”
参考上代 4,763円(税込)
 

 

現醸造責任者のオレリアン・パルテ氏はアンドレ・ボノム氏の孫にあたります。
彼はワイン造りに対して情熱的かつチャレンジャーで、
ここ数年いくつかの新キュヴェをリリースしています。
このヴィレ・クレッセ“レ・フォレティーユ”は2017年がファーストヴィンテージとなります。
クレッセ村の“レ・フォレティーユ”というリューディーの0.8ヘクタールの区画。
昔ここには教会や家をたてるために使った石切り場があったところで、
岩や石からの石灰質土壌です。
アンドレ・ボノムのエントリーラインであるヴィレ・クレッセ“レ・ピエール・ブランシュ”と同じ性質を持ちますが
さらに引き締まった強いミネラルを感じます。

以前は“ヴィエイユ・ヴィーニュ”にブレンドしていましたが特筆すべき特徴があることから、
ひとつの独立したキュヴェとして、このワインが生まれました。
オレリアンが造るキュヴェの中では唯一クレッセ村の区画ですが、
弟ヨアンが借りている畑なのでラベルにはドメーヌ表記がありません。
古木を多く所有しているボノムの中では比較的樹齢年数が若く
平均30年~40年、
ステンレスタンク100%発酵、
古樽とステンレスタンクで18~20か月熟成させ比率は半々です。

 
それではテイスティングに入りたいと思います。
ワインをグラスに注ぎますと、色調は透明感のあるイエロー。
香りはたっぷりのミネラルにリンゴやパッションフルーツ、ほのかに香る樽のニュアンスがバランス良く感じられます。
口に含むと綺麗な酸と豊かな果実味、そしてわずかながら塩味があり複雑で深みのある味わいが楽しめます。
「やっぱり良いですね!」飲み飽きのしない安定感抜群のワインです。

 


 

今回はワインのお供にカジキマグロのソテーにしてみました。
味付けはシンプルにオリーブオイルとバターにレモンを絞ったものです。
程よく厚みがあり爽やかさも感じるこのワインですが、
肉厚で食べ応えのある素材と軽いバターソースとの味わいが絶妙で
お互い喧嘩することなく食もワインも楽しむことができました。

 

ブルゴーニュの人気白ワインと言えば、
コート・ドールにあるピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ、ムルソーがありますが
今注目は、ブルゴーニュでも南のエリアです。
特にマコネ地区にはルフレーヴやコントラフォンといったトップドメーヌもこの地でワインを造っています。
これらの生産者は価格も高額ですが、アンドレ・ボノムは驚くほどハイクオリティーなのに価格は比較的おさえられていますので狙い目です。
満足度の高いこの逸品、是非一度お試しください。
間違いなしです!

 

それでは、また次回宜しくお願い致します。