皆さまこんにちは、Web・SNS担当の田中です。冬が近づいていますね。
今年はお家で過ごす時間が増えそうですが、今日はそんな寛ぎのひと時や秋冬のメニューに合いそうなヴィオニエ100%のワインを紹介します。
IGP De La Principaute D’Orange Viognier 2019
Domaine de la Janasse
IGP ド・ラ・プランシポテ・ドランジュ・ヴィオニエ 2019
ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス
参考上代価格 ¥3,330-
香り豊かな南ローヌのヴィオニエ種100%のワインで、グラスに注いだ瞬間からいい香りがあふれます。アロマヒーリング効果抜群です。
金柑、みかん、完熟マンゴー、こぶみかんの葉、ジャスミン、はちみつ、シナモンの香り…
冬の柑橘をイメージさせる香りが中心にあり、意識して嗅ぐようなことをせずとも香りがどんどん立ち上って周囲が優しいアロマに包まれます。気持ちがホッとほぐれます。
色はしっかりと色味のあるレモン~黄色。粘性はねっとりとわずかに高め。
口当たりはややオイリーで、凝縮した果実の豊かな甘味を感じます。
酸は穏やかで溶け込んでいますがチョークのようなミネラル感がしっかりあり、アフターに心地よい苦みを感じます。
コクがあり円やかですが甘やかでも弛みのないスタイルになっています。
今日はチーズやナッツ、ドライフルーツや栗の渋皮煮など、いろいろおつまみをお皿に盛って合わせました。
チーズは秋冬限定生産の「モンドール」と、コンテ。
モンドールは8月15日~翌年3月15日までしか生産が許されていない、いわば秋冬のチーズです。栗も秋の味覚ですね。
しょっぱいチーズと甘い栗。どちらも美味しくこのワインによく調和して秋を堪能しました。ドライフルーツやナッツももちろんとても合っていましたよ。
食事であればポン酢でいただく鍋全般はこのワインと美味しくマッチする気がしますし、チキンのクリーム煮やシチューもいいと思います。
このワインは香りが強く個性もある上に守備範囲が広いという、なかなか素敵なワインだと改めて感じ入った次第です。
皆さまもどうぞ一度試してみて色々と楽しんでみてください。
それでは、また。
【テイスティング・シリーズVol.72】秋冬を楽しむワイン
2020年11月16日
テイスティングレポート