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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.76】ピュリニー・モンラッシェ村の人気生産者、早くも2019年リリースです!

2020年12月15日

テイスティングレポート

皆様こんにちは。 
営業の馬渕です。 
 
今年も残すところ、あとわずかとなってしまいました。 
コロナのせいか、あっという間の一年だったなという感じですね。 
さて、本日はピュリニー・モンラッシェ村の名手「ポール・ペルノ」をご紹介させていただきます。 
テイスティングワインは、新着ヴィンテージ2019年産のブルゴーニュ・コート・ドール・ブランです。 
弊社取り扱いの著名ドメーヌの中では、毎年最も早く新ヴィンテージ入荷するのが、この「ポールペルノ」です。 
 
PAUL PERNOT 
BOURGOGNE COTE D’OR BLANC 2019 
 
ポール・ペルノ 
ブルゴーニュ・コート・ドール・シャルドネ 
参考上代 4,170円 
 
 
まずは、2019年がどのような年だったか簡単にご説明させていただきます。 
2019年は春霜の影響で特にブルゴーニュ・コート・ドールとACピュリニー・モンラッシェに被害を及ぼしましたが1級と特級は免れました。 
その為、ブルゴーニュ・コート・ドールの生産量は僅かです。 
葡萄の収穫量は2018年と比べると3~4割ほど減ってしまいました。 
収量減ではありますが、夏は高温で雨が少なかったため葡萄の実は糖度が凝縮されており、 
骨格である酸味をキープするよう、しっかりと収穫時期を見定めることが出来た生産者は 
大変優れたヴィンテージとなりました。ポール・ペルノも成功した生産者のひとつです。 
 
それでは、新着ヴィンテージ2019年のブルゴーニュ・コート・ドール・シャルドネを味わってみます。 
香りは、あまり強くなくまだ閉じてる印象ですが、とてもフレッシュでレモンやライムといった柑橘系果実。 
ミネラルはかなり豊かで、口当たりは柔らかく清涼感に溢れ、みずみずしい印象を受けました。 
酸味は比較的おだやかなので、万人受けスタイルに仕上がっていると思います。 
 
2018年は果実味たっぷりで甘みを強く感じるふくよかなスタイルなので、 
ブラインドテイスティングによるヴィンテージ飲み比べを行ったらすごく分かりやすく楽しめると思います。(ちなみに2018年まだ在庫ありますよ。) 
 
前週のクロ・デ・リュヌ・リュヌ・ブランシェでは鍋料理とよく合いそうと書かれていましたが、 
このブルゴーニュ・コート・ドール・シャルドネもゴマ豆乳鍋や海鮮寄せ鍋などばっちり合いますので 
“冬に白ワインを楽しむ”をテーマに是非お試しくださいませ。