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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.129】黒ぶどうの白ワイン。ザコルのレクト/ヴェルソ 2019

2021年12月20日

テイスティングレポート

皆さまこんにちは。 

HP、Facebook担当田中です。 
 
今日は、ローヌ、アルデッシュ地区の生産者、ドメーヌ・デ・ザコルの白ワイン 
レクト/ヴェルソ 2019 (参考上代価格¥4,213-)を紹介します。 
 
 
 
‟レクト/ヴェルソ”の言葉にはもともと 
「両面」とか「(開いた本やノートの)右ページ/左ページ」のような意味があるそうです。 
グルナッシュ(黒ぶどう)とクレレット(白ぶどう)で作られたワインなので、 
対比するものが1つになっているイメージの名前になったのですね。 
2019ビンテージはグルナッシュ85%、クレレット15%の比率になっています。 
 
 
黒ぶどう主体ですので、白ワインとはいえ色合いは穏やかなベージュ。 
香りもピンクグレープフルーツから黄桃、パパイヤや干しあんず、オークなど、 
フレッシュな酸よりは完熟した甘みをイメージさせます。 
 
 
アタックは中程度。 
ボディはふくよかで肉厚。 
口当たりが柔らかく、豊かな甘みと穏やかな酸、 
そして程よい苦みのバランスがとても良いです。 
ミネラル感もあります。 
アルコールは13%ですのでそういった刺激はほとんど感じませんが、 
梅酒のようなコクがあり、とても複雑で余韻も長いです。お…美味しい‼ 
 
 
 
 
ペアリングを考えてみます。 
円やかな白ワインということで、 
今回は柿を白和えにし、クルミも入れてみました。 
クリームチーズも入れ、ごまペースト、京都の甘い白みそ、白醤油で調味しています。 
いつもの癖でうっかりほうれん草も入れてしまい、 
これは要らない感じでしたが、まあまあ良いペアリングになったと思います。 
干し柿ともよく合いました。 

 
今日はたまたま柿づくしになりましたが、 
塩気の強いチーズとフルーツを合わせたカナッペなんかも良さそうですね。 
 
 
さて、こちらのドメーヌ・デ・ザコルは 
来年2月に新しいビンテージが入荷してまいります。 
また改めてご案内させていただきますので、お心に留めておいていただけたら幸いです。 
 

 
それでは、また!