皆さまこんにちは。
HP、Facebook担当田中です。
今日は、ローヌ、アルデッシュ地区の生産者、ドメーヌ・デ・ザコルの白ワイン
レクト/ヴェルソ 2019 (参考上代価格¥4,213-)を紹介します。
‟レクト/ヴェルソ”の言葉にはもともと
「両面」とか「(開いた本やノートの)右ページ/左ページ」のような意味があるそうです。
グルナッシュ(黒ぶどう)とクレレット(白ぶどう)で作られたワインなので、
対比するものが1つになっているイメージの名前になったのですね。
2019ビンテージはグルナッシュ85%、クレレット15%の比率になっています。
黒ぶどう主体ですので、白ワインとはいえ色合いは穏やかなベージュ。
香りもピンクグレープフルーツから黄桃、パパイヤや干しあんず、オークなど、
フレッシュな酸よりは完熟した甘みをイメージさせます。
アタックは中程度。
ボディはふくよかで肉厚。
口当たりが柔らかく、豊かな甘みと穏やかな酸、
そして程よい苦みのバランスがとても良いです。
ミネラル感もあります。
アルコールは13%ですのでそういった刺激はほとんど感じませんが、
梅酒のようなコクがあり、とても複雑で余韻も長いです。お…美味しい‼
ペアリングを考えてみます。
円やかな白ワインということで、
今回は柿を白和えにし、クルミも入れてみました。
クリームチーズも入れ、ごまペースト、京都の甘い白みそ、白醤油で調味しています。
いつもの癖でうっかりほうれん草も入れてしまい、
これは要らない感じでしたが、まあまあ良いペアリングになったと思います。
干し柿ともよく合いました。
今日はたまたま柿づくしになりましたが、
塩気の強いチーズとフルーツを合わせたカナッペなんかも良さそうですね。
さて、こちらのドメーヌ・デ・ザコルは
来年2月に新しいビンテージが入荷してまいります。
また改めてご案内させていただきますので、お心に留めておいていただけたら幸いです。
それでは、また!
【テイスティング・シリーズVol.129】黒ぶどうの白ワイン。ザコルのレクト/ヴェルソ 2019
2021年12月20日
テイスティングレポート