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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.202】ボノムのスペシャル・キュヴェは圧倒的クオリティー!

2023年6月05日

テイスティングレポート

みなさま、こんにちは。
営業の馬渕です。
梅雨入りのニュースが気になる季節となりましたが、
みなさま如何お過ごしでしょうか?
 
本日は、マコネ地区の優良生産者『アンドレ・ボノム』から
蝋キャップ使用の“スペシャル・キュヴェ”をご紹介をさせていただきます。


ANDRE BONHOMME / VIRE CLESSE “Thurissey” 2020
アンドレ・ボノム / ヴィレ・クレッセ “チュリセ”
参考上代 9,900円(税込)
 

ANDREBONHOMMEAndreBonhommeアンドレボノム
 

1956年アンドレ・ボノム氏によって設立され、
2008年からは孫のオレリアン・パルテ氏が
醸造責任者としてドメーヌを運営しています。
天才肌の彼は新しい発想を積極的に取り入れ、
ここ数年いくつかのスペシャル・キュヴェをリリースしています。
そのひとつが、2017年ファーストヴィンテージのヴィレ・クレッセ“チュリセ”であります。
 

“チュリセ”とは区画名で面積1haほど、ヴィレ村の最北に位置し樹齢は80~90年。
除梗無し、新樽比25%で熟成期間は24カ月(樽熟12ヵ月+ステンレス12ヵ月)
栽培はビオロジックで認証取得済です。
 

“チュリセ”はシャープな味わいがあり、
ミネラル豊かで綺麗な酸とエレガントな余韻は
ヴィレ・クレッセの中でも、ほどよく北のニュアンスが感じられます。
このワインの最大の魅力は、
ピュリニー・モンラッシェやシャサーニュ・モンラッシェと間違えるほど
厚みと深みそして繊細な味わいが堪能できることです。
 

それではテイスティングに入りたいと思います。
ワインをグラスに注ぎますと、色調は透明感のあるイエロー。
香りはたっぷりのミネラルに新鮮な洋梨や白桃、
樽から由来するヴァニリティーなニュアンスがあり
この時点でクオリティーの高さを充分に感じることができます。
口に含むと凝縮した果実味と濃密で厚みのあるボディ、
そしてわずかながら塩味があり複雑で深みのある余韻が長く続きます。
 

「もう素晴らしい」の一言、
ぜひワイン会などブラインドテイスティングでお楽しみください。
ヴィレ・クレッセと当てられる方は何人いらっしゃるでしょうか?
 


 

今回はワインのお供にホタテとメカジキのソテーにしてみました。
味付けはシンプルにオリーブオイルとバターにレモンを絞ったものです。
肉厚で食べ応えのある素材に軽いバターソースには、
リッチな飲み口のシャルドネにはとても良く合います。
お互い喧嘩することなく食もワインも楽しむことができました。
 

昨今のブルゴーニュ品不足により、特にコート・ドールにある
ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ、ムルソーなどは入手困難です。
弊社も例外ではなく新着ヴィンテージが入荷しても右から左へと、
ほぼ在庫が残らない状況が続いております。
ヴィレ・クレッセ“チュリセ”も残り在庫僅か、
次回入荷は1年後となりますのでお早目にお求めいただきたく存じます。
 

価格は決してお安くありませんが、
後悔はさせません。
ヴィレ・クレッセの印象が変わること間違いなしです!
 

それでは、また次回宜しくお願い致します。