ワイン生産者紹介

RHONE/ローヌ

RHONE/ローヌRHONE/ローヌの生産者のご紹介

生産者詳細情報

Domaine De La JANASSE/ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス

生産者名 DOMAINE DE LA JANASSE
生産者名(カナ) ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス
所在地(村) ローヌ シャトーヌフ・デュ・パプ /Rhone Chateauneuf Du Pape
当主名 クリストフ・サボン / Christophe Sabon
栽培責任者 クリストフ・サボン / Christophe Sabon
醸造責任者 クリストフ・サボン/Christophe Sabon
所有畑とその広さ 全体で90.0ha以上
栽培品種 【赤】グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル、サンソー、メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、カリニャン他
醸造方法 ―醸造 ―
収穫されたぶどうは全て2度の選果にかけられる。まず収穫した人が最初に行う。そして、2度目はプレートの上に乗せられ、サボン家の人間(イサベル、クリストフ、エメ)からその資格があると認められ訓練された従業員が選果する。
2度の選果は幾つかの良い点がある。
(1)訓練された従業員が選果に真剣に取り組む
(2)その為、ぶどうの質について、特に健全さ、種の熟度、果皮、果梗などの状態を綿密に確認し、醸造方法(除梗率、低温浸漬、マセラシオンの期間、ピジャージュの頻度)に最適なものを選ぶことができる。
2つの異なった醸造方法の為に同じ区画からでも2つの異なる品質のぶどうを準備する事ができる。
結局の所、収穫作業を手作業で行う事で、1年を通して行われた作業を評価し、畑の生命力についてよりいっそう理解を深める事ができる。

醸造においては何事も前もって決められた事項はなく、収穫から日々のテイスティングを通してそれぞれの区画、それぞれのタンクについてケースバイで最適な醸造手法が採用される。
しかしながら、だいたいのところは固定的・規則的に段取りを踏んでいる。
●除梗率は、果梗の熟度に合わせて50-80%としている。
●一部の区画(多くは砂状土壌)のグルナッシュの低温浸漬は2-4日実施。
●基本的に1日1度の手作業によるピジャージュを行う。(品の良い抽出の為)
●発酵温度管理(28度-32度)フェノール化合物、タンニン及び果皮の全ての要素を抽出する為に最適な非常に長期のマセラシオン(3-4週間)。
●フリーランとプレスワインを分け、テイスティングによってアッサンブラージュするかどうか決める。
ヴァン・ド・ペイ用のメルローには、マイクロ・オキシジェネーションも行う。
それらの作業は全てテイスティング及び醸造中の観察での感性によって調整される。
それは果実味やスパイスの風味を通じて、凝縮した味わいや土壌の特性をきちんと表現しつつ、過剰抽出(必ずしも容易だとは限らない)を回避しながら行われる。  

― 熟成 ―
ひとつの特徴として、タンクから樽への移し替えが早い点が挙げられる(タンクから出して24時間-72時間後)が、これはよりよい熟成を目論んでの事である。
初期のワインは二酸化炭素の含有量が高く、木樽を通して微量の酸素とワインが触れ合う事は非常に興味深い。
まして、マロラクティック発酵中、微量な酸素が還元からワインを守り、細かな澱が、ワインを酸化から守り、味わいを滋味深くする事はとても興味深い。
新樽を使う場合、ワインと木とは、より溶け合ったものになる。
グルナッシュは通常オークの大樽(酸素供給が少ない)で、シラーとムールヴェドルは小樽(微量な酸素はより重要で、この2つのタンニンの強い品種にスムースな口当たりを与える)で熟成される。
一部で新樽を使用する(異なるタイプ゚の異なる林の木の樽を使用し、より複雑さを与える)が、構造を失ったり、新樽の風味が表に出過ぎないように、その割合は小さい。
ワインは12-14ヶ月間、温度管理されたセラーで熟成され、この間の1-2度、澱引きされる。
ジャナスでは、バランスを尊重しながら、ワインに新樽・古樽にかかわらず木の風味をつけることなく、果物とスパイスの風味によりその土壌の特性をはっきりと引き出すようにしている。
木の風味はそれらの自然の風味を損なうと考えている。
12-14ヶ月後(翌年の10-11月)大樽もしくは小樽のワインはブレンドされ、卵白を使用して軽く清澄される。
冬の間の寒さはタンクでの沈殿を促し、春の初め頃(3-4月)にボトル詰めされる。

HPアドレス http://www.lajanasse.com/

Comment

代々、葡萄を生産してきたサボン家が1973年より元詰めを始め、「ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス」を設立しました。
ぶどう栽培と醸造学の学位を持つクリストフ・サボン氏によって運営されています。
彼らの所有するシャトーヌフの畑は分散しており、あらゆる土壌にまたがっています。
それぞれの畑の管理は困難を極めますが、これこそがジャナスのワインに飛びぬけた複雑性を持つ素晴らしいワインにしているのです。
近年、評論家の高評価やメディアなどの影響もあり、爆発的に人気が高まっており、特にワイン・アドヴォケイト等では、上位キュヴェは毎年のように満点、もしくは満点に近い点数を獲得しており、年の出来に左右されない安定した彼らのワインは常にマーケットの熱い注目を浴び続けています。

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