NEWS・コラム

テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズ Vol.31】高樹齢のブドウから生み出される別格のマコン

2020年1月27日

テイスティングレポート

こんにちは、初めまして。営業の熊谷です。 
昨年10月より、神戸事務所に入社しました。宜しくお願いいたします。 
まだまだエイ・エム・ズィーのワインを勉強中の為、最初にご紹介するワインとして何がいいか迷いに迷った末、こちらのワインを選びました。 
 
 
◆ANDRE BONHOMME  MACON VILLAGES 2017 アンドレ・ボノーム マコン・ヴィラージュ 2017
参考上代 3,330円(税抜)
 
アンドレ・ボノームはエイ・エム・ズィーが取り扱う代表的なワインのひとつとも言える生産者です。
 

 
 
昨年の台風などの影響で野菜の価格が高騰しておりましたが、最近少し値が下がってきたものも出てきました。  
キャベツひと玉がお買い得になっておりましたので、安直ではありますがロールキャベツを作りました。
 

 
ロールキャベツは使う食材によって味わいもさまざまかと思いますが、今回は鶏肉を使用しています。 
鶏肉のみで作ると味わいがさっぱりしすぎるので、コクを出すためにベーコンのみじん切りを加えました。  
「では、今日飲むワインは何にしよう・・・」 
料理の味わいのベースがコンソメ系なので、あまり重いワインではなく、かと言って軽すぎるものも違う・・・というところで、浮上してきたのがアンドレ・ボノームのマコン・ヴィラージュ。 
 
アンドレ・ボノームのマコン・ヴィラージュは平均樹齢約60年、この価格帯のものとしてはかなりの高樹齢。  
樽は使用しておりませんが、果実の厚みによるボリューム感が感じられます。 
熟したピンクグレープフルーツや黄桃、トロピカルフルーツなどの香りに加え、白コショウ、カルダモンなどのスパイスの香りがふくよかに広がります。 
口に含んだ時に豊かな果実味とミネラル感が感じられますが、それを綺麗な酸が支えており長い余韻が続きます。
 
 
マコン・ヴィラージュと言えばがぶ飲みワイン的なものを思い浮かべる方もおられるかもしれませんが、ブラインドで飲んだらコート・ド・ボーヌの村名白ワインと言ってしまうのでは(?)と思えるほどの、コストパフォーマンス。 
 
 
ロールキャベツには少しスパイスを強めにと思い、カルダモンを使っていたのが功を奏しました。 
 
 
翌日残ったロールキャベツにホワイトソースをかけてみましたが、もちろんこちらも言わずもがな、また別の味わいを楽しめました。 
 
 
テイスティングしたのは2017ヴィンテージですが、現行2018となります。
アンドレ・ボノームは昨年12月の記事で久保が上級キュヴェを紹介しておりますので、こちらもご参照下さい。