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【テイスティング・シリーズVol.65】ローマ法王のワイン

2020年9月28日

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こんにちは。 
神戸事務所の金本です。 
 
今回、ご紹介致しますのは、2005年~2013年までローマ法王をされたヨハネ・パウロ二世の横顔がラベルに記載されていますワインです。 
 
 
 
CHRISTOPH BRYCZEK  
クリストフ・ブリチェック 
2016年 MOREY SAINT DENIS 1ER CUVEE JEAN PAUL Ⅱ 
モレ サン ドニ プルミエ キュヴェ ジャン ポール 二世 
税別参考上代 ¥10,500 
 
現当主のクリストフ・ブリチェック氏の祖父ジョルジュ氏は、敬虔なクリスチャンでした。 
1938年にポーランドから戦禍を逃れるように渡仏。 
その後、1953年にワイナリーを設立しました。ジョルジュ氏の後は、息子のエドワールが 
後継ぎとなり、その息子のクリストフが三代目当主となりました。 
ブリチェック家は、バチカンで洗礼を受けており、敬虔なクリスチャンです。 
自身と同郷のポーランド出身のヨハネ・パウロ二世がローマ法王になられた事を 
大変、誇りに思い、出来あがったワインを献上し、法王の名をワインに冠する許可を頂いたそうです。 
因みに法王と教皇は同じ意味で、キリスト教には、カトリックやプロテスタントなどの宗派があり、カトリックでは、教皇と呼ばれ(本来、バチカンはローマカトリックなので、教皇と訳される事が多い)日本では、宗教上の最高指導者を法王と呼ばれるので、イタリア語のPapaは、どちらに訳されても間違いではないそうです。 
このワインは、1級畑のLes Chenevrery(レ シュヌヴリ)で法王でいらしたヨハネ・パウロ二世の生まれ年と同じ1920年に植樹されたピノノワールから造られている樹齢100年のヴィエイユ・ヴィーニュです。 
リュットリゾネと言われる有機農法で葡萄は栽培されて、除草剤は使わず、収量を制限しつつ(ひとつの枝から6~8房のみ)手摘みで収穫されます。 
醸造は、古典的手法を用いて天然酵母から小樽で発酵させて造られます。 
その後、新樽で熟成させ、ノンフィルターで瓶詰めされます。  
 
グラスに注ぐと赤い小さなベリーの香り(イチゴ・さくらんぼ・フランボワーズなど)が立ち上ってきます。 
スワリングするとプラムの香りや樽由来のバニラやビターチョコの香りがして 
エレガントで豊かな果実味がたっぷりの凝縮感のある味わいです。 
 
秋の夜長を出来ましたら、大きめのグラスで香りを楽しみながら飲んで頂きますと 
美味しさが倍増して幸せですよ。是非、お試しください。