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【テイスティング・シリーズVol.120】天ぷらとプイィ・フュメ

2021年10月18日

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皆さまこんにちは。ホームページを担当しております田中です。 
やっと涼しくなって、ワインが美味しい良い季節になってきましたね。 
 
先日、ロワール地方のジャン・パビオのプイィ・フュメを飲みました。 
秋野菜の天ぷらとのペアリングがとても美味しかったので今日はそのご紹介をさせてください! 
 
 
まずドメーヌ紹介から。 
ジャン・パビオは19世紀から始まったプイィ・フュメの小さなドメーヌ(ワイナリー)です。 
現在4代目のアランが当主で長男のジェロームと共にドメーヌを運営しています。 
 
「Terra Vitis(テラ・ヴィティス)」という、 
自然環境に配慮した栽培や醸造を行い、 
その土地のテロワールに則したワイン造りを目指す団体の認証を取得しています。 
 
同時に「HVE=Haute Valeur Environnementale(環境価値重視認証)」という、 
農業事業者に与えられる環境認証の最高レベルの認証も取得していて、 
ジャン・パビオがサステイナブルなワイン造りをするドメーヌであることが公式に認められています。 
 

 
さて、本日のワインはこちら。 
Pouilly Fume “Domaine Des Fines Caillottes”  Jean Pabiot 2019 
プイィ・フュメ ‟ドメーヌ・デ・フィーヌ・カイヨット” ジャン・パビオ 
参考上代:¥4,037- (税込) 
 
 
 
※2018年に続き2019年もConcours Mondial Sauvignon 2020において銀賞を受賞しています。
 
 
「プイィ・フュメ ドメーヌ・デ・フィーヌ・カイヨット」は 
ドメーヌの複数の区画からなるワインです。 
土壌はシレックス(火打石)、石灰質、小石を含む粘土・石灰質、 
粘土・石灰…と、それぞれ違いがありますが、 
こう並べましても豊富なミネラルを予想させますね。 
白ワインはこのミネラルの質と量がとても大事だと思います。 
 
醸造はソフトにプレスしてから温度管理されたステンレスタンクで別々に醸造、 
しばらくシュー・ル・リーで(澱と一緒に)熟成させた後、 
春になってボトリング前にブレンドしています。 
 
 
さっそくテイスティングします。 
輝きのある明るいレモンイエロー。グリーンのトーンはごくほのかです。 
 

 
ライム、白桃、りんご、ネーブルオレンジ、 
ジャスミン、 
セルフィーユ、フェンネル、 
コブミカンの葉、 
しし唐、火打石… 
多彩な香りの要素を感じます。 
畑の違いからくる各要素が香りとして上がってきているのでしょうか?? 
 
 
温度は12度から始めましたが、温度が上がってくると厚みが出て、 
ピンクグレープフルーツやマンダリンオレンジを思わせる、 
濃くてジューシーな果実感が美味しいです。 
尖ってはいない力強い酸がしっかりそのスタイルを支え、 
アルコールは高くないですが、味わいは意外にしっかりしています。 
爽やかさと適度な甘苦さが魅力的で、豊富なミネラル感とのバランスも申し分ないです。 
2019年のロワール地方は降雨量が少なかったということなので、 
ぶどうがしっかり熟していたことが分かります。 
ワイン単体でも充実感がありますが、こういう時はペアリングがさらに楽しいです。 
 
 
ペアリングは秋野菜の天ぷらをテイクアウトしました。 
最初は塩で、後半は白胡椒も追加して楽しみます。 
春菊、なす、しいたけとねぎ、牡蠣は言うに及ばず、 
青みを感じる万願寺唐辛子がベストマッチだったように思います。 
温度が上がってワインの甘味が前面に出てきてからは 
カボチャもしっくり来て、いずれも美味しくいただきました。 
天ぷらの油をソーヴィニョン・ブランブランの爽やかさがさっぱりさせてくれますし、 
ワインのアロマが素材の香りともいいハーモニーでした。 
 

 
ソーヴィニョン・ブランは暑い季節に飲みたくなりますが、秋野菜もとても良く合います。 
ピーマンと豚肉なんかも良さそうですし、ポン酢でいただくお鍋も美味しそうですね。 
8月末に入荷したばかりなので在庫はふんだんにございます。 
ぜひ強くお勧めしたい1本です! 
 
 
それでは、また。 
次回、蒋のテイスティングレポートをお楽しみに。