こんにちは。
エイ・エム・ズィー神戸事務所の金本です。
昼間は、春の陽気で過ごしやすい季節になってまいりました。
本日は、弊社の取り扱いシャンパーニュのお勧めジュール・ラサールのスタンダートを
ご紹介させていただきます。
キュヴェ プレフェランス ブリュット プルミエ クリュ/ ジュール ラサール
Cuvée Préference Brut 1er Cru N.V. /J.Lassalle
消費税別参考上代¥5,670(消費税込¥6,237)
葡萄は、ムニエ60%、ピノノワール20%、シャルドネ20%のブレンドです。
NV(ノン・ヴィンテージ)は、複数年分の葡萄果汁が使用されていて貴重なものです。
30%は、4年以上熟成されたリザーブキュヴェが入っています。
薄切りバゲットにキャビアとクリームチーズ乗せと一緒に頂きました。
食事の前のお愉しみです。
泡とのマリアージュでは、口の中でプチプチした触感のキャビアと辛口シャンパーニュとぴったりです。
グラスに注いだ見た目は、クリアで輝きのあるゴールドイエロー。
口に含むと豊かなミネラル感を伴った爽やかな口あたりです。
香りは梨や林檎や桃やアプリコット、天草やフェンネルのニュアンスやブリオッシュもあります。
余韻は、長く辛口です。
ジュール・ラサールは、1942年にシャンパーニュ・メゾンを設立し、1982年に亡くなられてからは、
妻のオルガと娘のシャンタルと孫娘のアンジェリーヌの女性3代が運営するシャンパンハウスです。
画像では、4代目?も写っています。
1927年のChampagneのAOC法では主にシャンパーニュの産地は4つです。
・La Montagne de Reims
・La Vallée de la Marne
・La Côte des Blancs
・La Côte de Bar
ジュール・ラサールの本拠地は、La Montagne de ReimsのChigny Les Roses村にあり、
7つの村(Chigny Les Roses , Rilly La Montagne , Viller Allerand , Ludes , Puisieulx , Montchenot , Montbré)
60区画16haの葡萄畑を所有しています。
1er CruやGrand Cruの畑をたくさん所有していて、とりわけPinot MeunierのGrand Cru畑産のかなり稀有な葡萄も
このスタンダード・キュヴェに使用されています。
ジュール・ラサールでは、全ての自社畑がGrand Cruまたは1er Cruにあります。
葡萄栽培はリュットリゾネで、収穫は手摘み。
一番搾りの果汁のみ使用で、これは、味わいに気品と独特のクオリティをもたらすそうです。
発酵は区画別の果汁で各々に行われ、保存されます。
8~10カ月樽熟成した後にアッサンブラージュして、
960hlの特別なステンレスタンクで(普通のステンレスタンクでは熟成に向かないと考え、特別なステンレスタンクです。)
ルミアージュは全て手作業で行われ、ピュピトルという専用回転ボードに瓶を立てかけ、
全て手作業で3週間かけて、毎日瓶を1/4、1/8回して、瓶口に澱を集めます。
デゴルジュマン(澱引き)の後、少量のリキュールが加えられ、バランスのとれたBRUTに仕上げます。
ジュール・ラサールでは、全てのボトルにデゴルジュの日付けが記載されています。
瓶熟成はスタンダードの物でも最低3、4年、プレミアムクラスだと6年以上を瓶熟成させ造られます。
きちんと丁寧に造られたジュール・ラサールを是非、お飲みくださいね。
【テイスティング・シリーズVol.95】キュヴェ プレフェランス ブリュット プルミエ クリュ
ジュール ラサール
2021年4月26日
テイスティングレポート