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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.140】やっぱりザコルは旨かった!待ちに待った2019年産

2022年3月07日

テイスティングレポート

こんにちは、営業企画の武田です。 
3月に入り、一気に春めいてきましたね。 
スギ花粉もピークなのでしょうか。なんだか年々症状がひどくなっている気がします。 
皆さまも季節の変わり目、どうぞご自愛ください。 
 
 
今回は、2月に入荷しましたドメーヌ・デ・ザコルから、 
ル・カブ・デ・ザコリットをご紹介いたします。 
ドメーヌ・デ・ザコル当主のオリヴィエ・ルリッシュ氏は、 
かつてブルゴーニュ、ドメーヌ・ド・ラルロの2代目醸造長を務めた俊英で、 
ラルロにビオディナミを導入し、その知名度と品質を大いに高めたことで知られています。 
2011年、彼が長年の夢を実現させ、自らのドメーヌとして立ち上げたのが、 
このドメーヌ・デ・ザコルなのです。 
 
コート・デュ・ローヌ地方、アルディッシュに位置し、 
ドメーヌ立ち上げより有機栽培を実践。 
2015年産からはビオディナミの認証(デメテール)を取得しました。 
 
 
ル・カブ・デ・ザコリットは南仏のワインとしては珍しく、 
カベルネ・ソーヴィニヨン100%で造られていますが、 
タンニンを抽出しすぎないように、ソフトで華やかな果実味を引き出しています。 
 

 
DOMAINE DES ACCOLES 
ドメーヌ・デ・ザコル 
LE CAB’ DES ACOLYTES 2019 
ル・カブ・デ・ザコリット 
 
参考上代 3,663円(税込)
 
 
もともと質の高いワインを作っていましたが、 
昨年入荷の2018年産の品質は驚きの一言。 
 
出荷開始後すぐに、何件かのお得意先様から 
「ザコルがとんでもないことになってる!」 
「すぐ追加注文したい!」と、お電話を頂戴し、 
在庫が数日で完売してしまうほどでした。 
 
そんなわけで、待ちに待った2019年産。 
既に多くのご注文をいただき、 
弊社在庫は比較的本数のあった、このル・カブ・デ・ザコリット以外はすでに完売となっています。 
取り扱い生産者が人気沸騰していく様を見るのは、何とも言えない感慨がありますね。 
 
これも、これまで買い続け、支えていただいたお客様のおかげです。 
感謝申し上げます。 
 
 
それではテイスティングに移りましょう! 
 
色合いはカベルネらしく、紫がかった濃厚な赤。 
スワリングしてみれば、華やかなブーケに、 
煮詰めたようなジャミーな果実のエキス分が立ち上ります。 
少しボルドーを思わせるような青みがかったニュアンスもあり、 
「絶対うまいじゃん!」と思わずにんまりしてしまう、ワクワクする香りです。 
味わいは芳醇でフルボディ。焦点の定まった、程よいタンニンを感じます。 
フィニッシュにかけて、はじけるような甘みを伴う果実味が広がり、 
うっとりするような余韻が長く続きます。 
期待通りの素晴らしい品質。 
 
2018年は例外的なうまさではなかった。 
もはやザコルは継続的にこのクオリティを生み出せるレベルに達しているんだと確信しました。 
 
このル・カブ・デ・ザコリットも遠からず売り切れてしまうでしょう。 
ぜひお早めにお求めください。 
 
では、次回またお会いしましょう!