シャンパーニュ J・ラサールはすべてのボトルにデゴルジュマン(澱抜き)の日付を入れています。
その日付がどこにあるか、皆さんご存知でしょうか?
キュヴェ・アンジェリーヌ 2009年を見てみますと…
ラベルの下に14/03/2016とうっすら見えます。
つまりデゴルジュマン(澱抜き)実施日は2016年3月14日ということになります。
このアンジェリーヌのヴィンテージは2009年。
瓶内2次発酵が翌年の2月から3月としますと、約6年という長い間、澱と共に静かに熟成させていたということですね。
より深みのある、複雑でまろやかな味わいをお楽しみ頂けるプレステージ・シャンパーニュであることが解ります。
デゴルジュマンの様子はこんな感じ。
この段階ではコルクではなく王冠がかぶさっています。
瓶が逆さになって、整列。ここで塩化カルシウム溶液に頭部分を漬けてルミュアージュ(動瓶)の際に首元に溜まった澱を急速冷凍。
澱を凍らせたところ。白くなっているのが凍った澱です。
そして、
王冠を外すと…
シュパッ!!!
シャンパーニュの泡に押されて凍った澱が飛び出す!!という仕組み
(すみません機械の構造上、この瞬間の写真がないのです。一番のキモなのに申し訳ない…)
終わったら、フーッと息を吐きながら??
順番に機械から出てきます。
これがいわゆるデゴルジュマンの流れです。
この後『門出のリキュールの添加(ドザージュ)』をして、コルクを打栓。
最後にラベルを貼り、世界へそして日本へと旅立っていきます。
そろそろ木枯らし1号の声が聞こえる頃になってきました。
もう少しで年末ですね。
クリスマスやお正月、お友達やパートナーとの楽しい会食など、シャンパーニュが登場する機会が増える季節。
ぜひ皆さまのテーブルにシャンパニュを載せて頂けたら…と思います。
これからも色々なトピックをご紹介いたします。
どうぞお楽しみに!