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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.111】オート・コートの可能性

2021年8月16日

テイスティングレポート

皆さまこんにちは。毎日暑いですね! 
体調崩されていませんか? 
ご無理なさらず、充分な休養を取ってお元気でお過ごしくださいね。 
 
こう暑いとついスパークリングワインに手が伸びますが、 
今日はブルゴーニュでは標高が高く、ちょっと離れたエリアの「オート・コート・ド・ボーヌ」をご紹介します。 
 
 
Bourgogne Hautes Cotes De Beaune Blanc / Francoise & Denis Clair  
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ブラン / フランソワーズ・エ・ドニ・クレール ¥4,170- 
 
 
ワイン好きの友人が 
「温暖化がこれ以上進むと、ブルゴーニュで今後面白くなるのは標高の高いオート・コートだ!」と 
力説していまして、「へぇ…」と思って選んでみました。 
確かにそれはあり得るかもですね。 
 
 
テイスティングします。 
輝きのある明るいレモンイエロー。 
フレッシュなライムやグレープフルーツ、白桃、レモングラス、白い花が香ります。 
生き生きと若々しい印象です。 
温度が上がってくるとよりフルーティーになり、 
ネクタリンやプラムのような黄色の果実を思わせるアロマが漂ってきました。 
  
アタックは中程度。 
溌溂とした酸が心地よく、よく熟れた新鮮な果実感とミネラルが良いバランスをとっています。 
中盤ではミルキーな風味、それは終始一貫する伸びの良い酸と共調して余韻へと続いていきます。 
夏にキン!と冷やして飲むのも美味しいですし、 
秋口になってやや温度をあげても楽しめる味ですねこれは。 
 
 
ペアリングは、今日はしっかり冷やしてランチで。 
フライパンでパンをこんがり焼き、ホットツナサンドを作りました。 
フィリングはツナと玉ねぎにマヨネーズ。 
レモン汁や白ワインヴィネガーを足してワインの風味に寄せています。 
パンはたっぷりバターで焼くとワインのボリュームに合います。  
ペアリングというほどでもないですが、美味しい組み合わせです。 
ハーブたっぷりの魚のグリルやチキンときのこのクリーム煮も美味しいペアリングになるように思いました。 
 
 
フランソワーズ・エ・ドニ・クレールのブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ブラン 。 
伸びやかな酸としっかりと熟した果実味のバランスが秀逸です。 
夏の間にもう1本買っておこうかな…と思いました。 
 
 
こちらのワインは在庫僅少になってしまいましたが、 
フランソワーズ・エ・ドニ・クレールのワインはほかにもいろいろございます。 
また、新しいヴィンテージが10月の入荷予定になっております。 
どうぞよろしくお願いいたします。