皆様こんにちは。
まだまだ寒いなーと思いつつ、
SNSには春の花ミモザや、明るい日射しの風景の投稿などもチラホラ見えるようになりました。
春はすぐそこですね。
さて、今日は煮込み料理にピッタリのシャトーヌフ・デュ・パプを紹介します。
シャトーヌフ・デュ・パプといえば、ローヌ地方のワインの中では
高級な部類に入ると思います。
生産者によっては数万円、というラインナップも珍しくない中で、
今日紹介しますのは
シャトーヌフ・デュ・パプ 2020 (生産者:シャトー・ファーゲェロール)
Chateauneuf Du Pape Chateau Fargueirol
¥4,587-(消費税込)
かなりリーズナブルなシャトーヌフ・デュ・パプ!
こちらの商品が先日入荷しまして、今月8日より販売開始しております。
生産者シャトー・ファーゲェロールは家族経営の小さなドメーヌです。
オーナーであるレヴォルティエ家は、
西暦1340年頃、教皇庁がこの地にあったころにはすでにこのシャトーを所有していたそうですが、
フランス革命時代にこの地を離れ、近郊のクルテゾンに移り住みました。
その後この地に戻り、1974年にシャトー周辺の畑を購入し、ワイン作りが始まりました。
現在ある27haの畑のうち13haは、シャトーヌフ・デュ・パプのAOCの中心に近いシャトーの周辺にあり、
中でも最高とされる「ガレ・ルレ」と呼ばれるゴロゴロした丸い石の堆積した土壌です。
そういえば、この「ガレ・ルレ」は昼に太陽の熱を蓄積し、夜になるとそれをじんわりと放出する。
それがシャトーヌフ・デュ・パプのハイポテンシャルのベースにあるのだ…ということを
ソムリエ試験の際に勉強した記憶があります。
シャトー・ファーゲェロールは、卓越したテロワールの畑を持っているというわけですね。
レヴォルティエファミリーのロマンさんのYoutubeを見つけました。
乾燥した気候、石ころのゴロゴロした畑の雰囲気がよく解りますのでご覧ください。
こんな感じのところでぶどうを育てているんですね!
ロマンさんのYoutubeチャンネルはこちら。クリックしてください。
シャトーのInstagramもあります!
ぶどう品種は
グルナッシュベース(70%)で、その他シラー(20)、ムールヴェドル(5%)、サンソ―(5%)といった
南仏の代表的な品種です。
手摘みや厳しい選果を経て
オーク樽とステンレスタンクを併用して醸造。
熟成もオーク樽とステンレスタンクの併用で9ヶ月しています。
さっそく、テイスティングします。
ブラックベリーやカシスリキュール、
クローブ、カカオ、タイムのようなハーブの香りが
芳醇にグラスからあふれんばかりに香ります。
味わいは、甘やかで濃厚ながら非常に複雑。
タンニンは溶け込んでなめらか。
全体に、濃いというよりはむしろ深い!という感じ。
まろやかな味わい、滑らかな舌触り、そして余韻の長さ。
いずれも素晴らしいです。
今はまだ若く、生き生きとしたフレッシュな味わいですが、
熟成したらさらに美味しくなるでしょうね!
そういう期待値も高いワインです。
本日のペアリングは、
ワインの渋みがさほど強くないので、
トマトをきかせた骨付きラムの赤ワイン煮込みと合わせてみました。
一体感のある、我ながらいいペアリングです。
ついついワインが進んでしまいました。
ハンバーグ、田楽味噌なんかにも合うと思います。
こちらのワインは基本的に年に1度の入荷でして、
人気もありますため、どうしても早い者勝ちになっております。
お早目にお試しいただけたら幸いです。
では、また来週!
#ChateauFargueirol
#ChateauneufDuPape