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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.161】夏にもおいしい赤。“滋味深い”ランデヴー・デ・ザコリット

2022年8月08日

テイスティングレポート

皆さまこんにちは。事務の田中です。
今年は暑さがこたえますね。ご自愛くださいませ。 

こんな時はスパークリングワインかドライな白ワインが恋しいものですが、
疲れを癒してくれる軽めの赤ワインはいかがでしょうか?
 

Le Rendez-Vous Des Acolytes / Domaine Des Accoles ’18
ル・ランデヴー・デ・ザコリット / ドメーヌ・デ・ザコリット 参考小売価格  ¥3,300-(税込)

 


 

ドメーヌ・デ・ザコルは、
南ローヌのアルデッシュでビオディナミ栽培でワインを作っている、家族経営のドメーヌ。

フローレンス&オリヴィエ・ルリッシュ夫妻の自然に対する真摯な態度と、高い理想にまい進する姿、
そしていつも笑顔を絶やさない穏やかで寛容なキャラクターは、
彼らのワインにも表れていて、
「ワインはその人を表す」…という言葉があるかどうかはわかりませんが、
ザコルのワインはオリヴィエたちの価値観や人柄をも感じさせてくれる素敵なワインだなぁ…と、
飲むたびに心が満たされるような気持ちになります。 


 

さて、今日ご紹介しますワインは、
昨年の年初に輸入されたもので、1年半弱セラーで寝かせていたものです。
さっそくテイスティングしてみましょう。 

 

ちなみにこちらは、
・グルナッシュ100% 20~30年程度の樹齢
・ビオディナミ栽培→手作業にて収穫。
・タンク発酵(天然酵母)→旧樽にて1年熟成
  のワインです。
 

色合いは
透き通ったガーネット。臙脂がかっています。
香りはフランボワーズ、ストロベリー、野いちご、サルビアの花といった
軽やかで甘いイメージの香りとともに、土やなめし革のアロマ。

味わいは
ドライプルーンのような円やかな甘味、
黒糖のようなコク
同時にアセロラのような甘酸っぱさが同居して、
タンニンが溶け込んでいます。 

基本的にはコクのある甘味に
軽い酸のアクセントが効いている感じです。
ライト寄りのミディアムボディで、
アフターに土っぽい香りやなめし革のニュアンスがあり、
落着いたフィニッシュ。
そして何ともいえない豊かなうま味があります。
 
とてもジューシーで、
余韻が長く、ついつい後を引くタイプのワインです。
 

自然のおいしさをそのままに、無理をせず素直に抽出した味わいは
「滋味深いワイン」と言えると思います。
特に全体的な味わいの絶妙なバランスは、
非常に繊細な感覚が発揮されていて、
オリヴィエの素晴らしい才能の顕れだなぁと感じ入った次第です。

 

こんな優しいワインを友達と気軽に飲んで、
穏やかで楽しいひと時を過ごせたら幸せです。
早くそんな日が戻ってほしいものですね。

 

それでは、また。
次回をお楽しみに。