皆さまこんにちは。今日は先ごろ取り扱いを開始した新潟県のワイナリー、ドメーヌ・ショオより、
スパークリングワインをご紹介します。
日本ワインを楽しまれる方にとって、ドメーヌ・ショオはカーヴ・ドッチと並び、新潟ワインコーストエリアで大変人気のあるワイナリー。このたび弊社で取り扱いを開始出来ることになり、大変嬉しく思います。
ワイナリーの説明はドメーヌのホームページをご覧いただくとして(ドメーヌ・ショオ ホームページこちら)
GREGREGRAPE / グレグレグレープ WHY DON’T YOU GO BEACH? /ビーチ行かない? RAIGYO/雷魚 SKIN DIVE / スキンダイブ など、遊び心にあふれたネーミングのワインが並ぶなかで、 今日は 『シャルドネのワインを瓶内二次発酵させる際に 糖分を補充するために青ミカン果汁を使用した』という、 個性的なスパークリングワイン 「ハルシャル 2022 (税込参考上代 ¥5,060-)」をご紹介します。
まずはテクニカルな情報を。 以下、ワイナリーホームページからのテクニカル情報の転載です。 Type : 白泡ワイン Grapes : シャルドネ その他に「青ミカン」 Area : 山形県&愛媛県 Added : 発酵を少しのばすための補糖 Yeast. : 培養酵母 SO2 :亜硫酸無 Barrel : なし Filter : 無濾過 Style: ドライ 濁り ALC:11%
Attention: もしかすると吹き出すかもしれませんので、良く冷やして静かに開けてください。 飲む前によく混ぜて濁らすとよりおいしくいただけます。
コメント 「山形県産シャルドネをベースに愛媛の早摘み青ミカンジュースで 瓶内二次発酵の微炭酸ワインを造りました。 ミカンの妖精が迷い込んじゃったのかな? 葡萄の周りをキラキラ・プチプチと飛び回っています。 迷子の妖精さんと一緒に葡萄とミカンを食べませんか?
ラベルにはその”ミカンの妖精さん”が…可愛い~♪それにしても、醸造ってすごく自由なんですね。ミカン果汁で二次発酵…初めて出会ったスタイル。ワクワクします。
それにしても「噴き出し注意」とは…。期待と恐れが入り混じりますが、さっそくテイスティングしましょう。
王冠で栓がしてありますので栓抜きで。力を緩めずジワ――ッと抜きましたら、「ボシュッ!!」という鈍い破裂音と共に、意外と上手く抜けました。キンキンに冷やしてジワジワ開けるのがコツでしょうか。
グラスに入れますと、泡が「ジョワーッ!!」とすごい勢いで立ちます。そして、その泡が表面に残ります。テクスチャーにとろみを感じる外観です。色はきれいな明るいレモンイエローで、しっかりと濁っています。これは美味しそう!
そして香りが素晴らしいです。あたり一面にあふれるような、ミカンの花や葉っぱの香り。レモンやグレープフルーツ、ジンジャーシュガーのようなスパイス香。溌溂とした印象で食欲をそそります。
口にふくむとテクスチャーの柔らかさにまたびっくり。レモンのような伸びやかな酸味とグレープフルーツのような苦みのバランスがよく、パン生地のような酵母の味わいや香りがまろやかな印象をもたらしています。後味に塩味があり、ミネラル感も豊かです。
ペアリングはやはりお鮨がハマりそうです。白身魚はもちろんですが、旨味の強いホタテや鯛の昆布締めなどは特に良いような気がします。今度試してみたいと思います。
では、また次回をお楽しみに!!
【テイスティング・シリーズVol.206】新潟ワインコーストからドメーヌ・ショオが初登場!
2023年7月10日
テイスティングレポート