皆さまこんにちは。HP担当の田中です。
厳しかったこの夏もようやく秋めいてきましたね。今日は、口当たりが優しく食事にも合わせやすい日本ワイン、新潟ワインコースト、ドメーヌ・ショオより「RAIGYO/雷魚 2022」をご紹介します。
RAIGYO/雷魚2022ドメーヌ・ショオ税込参考価格 ¥4,840-
ドメーヌ・ショオでは、栽培でも醸造でも、なるべく自然なスタイルを追求しています。栽培では、農薬散布は極限まで減らし、人力耕作で土に多くの空気を含ませ柔らかくしています。当然除草剤は一切使用せず、”生物多様性”を旨としています。
醸造においてもその姿勢は変わらず「自然に醸造する」に主眼をおき、葡萄をあるがままの流れにまかせて、ワインになるまでの経過を見守るというスタンスで醸造しています。(以上 ドメーヌホームページより抜粋)
RAIGYO/雷魚は、ドメーヌによればロゼのスパークリングワインということですが、グラスに入れるとけっこうオレンジ色がかかっています。ソーヴィニョン・ブランのオレンジワインをベースにしているので、そうなるのでしょう。オレンジとピンクの間、ちょうどピンクグレープフルーツの果肉の美しい色合いで、フルーツビールのように旺盛な泡がジュワジュワしています。そして濁っています。濁りスパークリング、見るからに美味しそうです。
味わいも、まさしく完熟したピンクグレープフルーツを感じるもので、優しい酸味とほのかな甘みが印象的。全体に爽やかですが、ドメーヌが狙う「旨味」もたっぷりでまろやかさもあります。身体に沁みいり、後を引く旨さです。
今回ご紹介の2022年ビンテージは先ほども申し上げましたが、ソーヴィニョン・ブランのオレンジワインをベースにしていて、メルローで肉付け、カベルネ・ソーヴィニョンで骨格を構成しているとのこと。トップノートはスチューベン…そしてナイアガラを少々。自然に作るとはいえ、かなり細心にデザインされていますよね。こういうところは醸造家の腕の見せ所なのでしょう。そして、それぞれのキュヴェがうまく出来たからこそ可能なことではないかと思います。
それでは、以下、テクニカル情報を。
Wine : 雷魚 2022Type : ロゼスパークリングワインGrapes : ソービニヨンブラン&カベルネソーヴィニヨン&メルロ&スチューベン&ナイアガラArea : 山形県&新潟市Added : 発酵のための補糖Yeast. : 野生酵母SO2 :亜硫酸無Barrel : なしFilter : 無濾過Style: 発泡性 濁りVol.750mlALC:11%Attention: しっかり冷やして、鍋やボウルの上でそっと開けてください。ぬるいと吹き出ます。(以上ドメーヌホームページより)
Attentionにもありましたが、抜栓したとき「ボンッ!」と大きな音がして、盛大に溢れました…(;^ω^)こんなふうに暴れん坊だから「雷魚」という名前なのでしょうかね…??ともあれ、すでに在庫僅少ですので、お早めにぜひ一度お試しください!
それでは、次回をお楽しみに!
【テイスティング・シリーズVol.215】旨味あふれる濁りスパークリング。ドメーヌ・ショオの「RAIGYO/雷魚2022」
2023年9月18日
テイスティングレポート