皆さまこんにちは。今年もついにボージョレー・ヌーヴォーが解禁されましたね!
私はヌーヴォーを口にすると早くも今年の思い出が胸に去来し、そろそろ「年の瀬」を意識する感じになるのですが皆さまはいかがでしょう?(全然…という声が聞こえます(笑))
先日発表されたボージョレー委員会(Inter Beaujolais)からのプレスリリースより今年の作柄について簡単にお知らせしますと、萌芽から開花までは理想的で安定した環境だったものの、6月から8月は冷涼で雨も降ったそうです。しかし、成熟最終段階から最初の収穫の頃に熱波が発生。生産者たちは最適な収穫のタイミングを図ったり対策を取るのに苦心したようです。ただ、むしろ、乾燥したことで果実はしっかりと凝縮し、品質は申し分ないものになりました。
また、醸造工程に入ってからは気候も安定し、発酵はスムーズに進みました。 総合的に見てバランスの良いビンテージに仕上がったと言えるのではないでしょうか。
弊社取り扱いのヌーヴォーは生産者 Domaine Les Gryphees (ドメーヌ・レ・グリフェ)。写真はボージョレー・ヌーヴォー。参考上代 ¥4,587- です。上のクラスのものですと、ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー¥4,862-もございます。※いずれも税込です
グリフェ=貝の化石を指しており、そういえばアルデッシュの生産者ドメーヌ・デ・ザコルでもグリフという商品がありますね。土壌に含まれる豊かなミネラル分を意識したネーミングなのだと思います。
ドメーヌ・レ・グリフェは、果実の甘味や香りが豊かでバランスのとれた、エレガントなスタイルの、高品質なヌーヴォーを安定的に生産しております。金色で高級感のあるラベルも目を惹き、おかげさまでご好評をいただき、定番ヌーヴォーとして毎年ご注文をくださる根強いファンの多い、優れた生産者です。
今年のグリフェのヌーヴォーをさっそくテイスティングしましょう。外観はパープルがかったラズベリーレッド。
美しくクリアな色あいです。
豊かなベリー系の風味とともに、軽いタンニンや、伸びやかでフレッシュな酸の印象も良く、いちごの甘く濃厚な香りや、瑞々しいラズベリーの果汁感、そしてガメイらしい生き生きとした畑の土のような匂い…そんなものが感じられます。
ガメイの親しみやすさを感じつつも、一本筋の通った、品のよいスタイルに思いました。お食事によく合う、素敵なヌーヴォーです😊
ペアリングは、定番のハムやチーズは言うに及ばず、きのことベーコンのソテー、牛肉とごぼうを甘辛く炊いたものや、れんこんやさつまいもを使った秋の家庭料理はきっと美味しい組み合わせと思います。
気軽に作れるメニューと相性が良いのは嬉しいですね。我が家でまた楽しみたいと思います。
皆さまもぜひ、グリフェのヌーヴォーをお試しくださいませ。
それでは、次回をお楽しみに!