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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズ Vol.8】ピノ・ノワールと和食

2019年5月24日

テイスティングレポート

皆さまこんにちは。スタッフの田中です。 
 
突然ですがピノ・ノワールって「お醤油味に合う!」と思いませんか? 
私はよく「しょうゆせんべい」でピノ・ノワールを頂くのですが(笑)、 
先日、醤油を使った和のメニューでピノ・ノワールを楽しんだので、 
今日はそのご紹介をしたいと思います。 
 
 
ワイン:モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・キュヴェ・ジャン・ポール2世 2016 
参考上代:¥10,500- 
ブルゴーニュ地方、モレ・サン・ドニ村の生産者、クリストフ・ブリチェックのワインです。 
 

 
お料理は、 
●大根と豚ロースのべっこう煮 
●厚揚げの梅じゃこ葱ソース 
●ほうれん草のおひたし 
 
 
大根と豚ロースを甘辛く煮つけた“べっこう煮”。豚や大根が文字どおりべっこう色になるまでコトコト煮ます。
砂糖、醤油、みりんすべて同量というのが基本レシピですが、我が家ではお砂糖とみりんは控えめ。
これがワインにピッタリでした。
味がしみた大根の甘味がワインに引き立てられ、特に美味しかったのが意外な発見!
 

 
厚揚げの梅じゃこ葱ソースは行きつけのワインバーのマダムに教えて頂いたレシピ。 
厚揚げをカリっと焼き、ネギ油、叩いた梅、細かくちぎった海苔、白醤油少々で和えます。 
梅、醤油、海苔の風味、カリカリの厚揚げ。ワインとすべてが相乗効果でますます美味しい。 
箸もワインも止まらず! 
 
 
ほうれん草のおひたしは皆さまもお馴染みですね。 
個人的にはおかかもピノ・ノワールに合うように思います。 
青菜に赤ワインってどうなの?と思ってしまいそうですが、お醤油は本当に偉大なり、です。 
 

 
 
ここでワイン単体のテイスティングコメントを少々。
 
まず外観から… 
深い色合いの透き通ったルビー色。 
縁に淡いピンク色があり、まだとてもフレッシュで若々しい印象です。 
写真ですとやや落ち着いた色合いに見えていますが、白熱電灯のオレンジ色の光の元で撮影しています。 
 

 
香りはとても芳醇で華やかです。 
完熟したラズベリーやフランボワーズ、フレッシュなブルーベリー。 
すみれや牡丹の花、シナモン、クローヴのようなスパイス、 
バニラやカラメルの樽香…(新樽熟成100%です) 
とても複雑で豊かなアロマがふわぁっと広がります。さすがプルミエ・クリュ! 
 
味わいは、 
果実のまろやかな甘味としなやかな酸味はともにややしっかり。とてもフルーティーです。 
まだ若いので溌剌とした感じはありつつも、 
よく熟したぶどうの味わい、しっかりしたボディのおかげで 
ワインはやや大柄な、女性らしいエレガントでリッチなスタイルにまとまっています。 
タンニンもきちんと主張していますが、あくまで上品できめ細やかです。 
 
 
華やかで複雑で滑らかで緻密なワイン。 
これぞブルゴーニュ。 
手前味噌で恐縮ですが、素晴らしいハーモニーです。 
心からお勧めしたい…。 
 
 
2016年のブルゴーニュワインはとにかく生産量が少ないのですが、最高の品質です!と、自信を持って言えます。 
のちのち「貴重なヴィンテージ」「レア」と言われることになると思いますので、ぜひ今のうちにお試しください。 
出来れば数本手元に置いていただき、熟成を楽しんでいただけたら生産者も冥利に尽きると思います。 
 
クリストフ・ブリチェックのワインはただいま 
2016 Chambolle Musigny ¥7,500 
2016 Gevrey Chambertin Aux Echezeaux ¥7,500 
2016 Morey St Denis Clos Solon ¥7,500  も、ございます。 
 
 
お問い合わせはお気軽に 
info@amzwine.co.jp(担当:田中)まで。
お待ちしております。 
 
 
それでは皆さま、次回をお楽しみに!