皆さまこんにちは。
今日は弊社で取り扱っているボルドーワインをご紹介します。
シャトー・クラリス・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2015 ¥9,170-
シャトー・クラリスは、ピュイスガン・サン・テミリオンの小さなシャトーで、
オーナーは以前ホテル・ブリストルの社長だったディディエ・ル・カルヴェスさん。
畑の管理と醸造は、あの有名なステファン・ドゥルノンクールさん。
「違いの分かる」お2人が手掛けております。
ちなみに、カルヴェスさんは今週水曜日、弊社の試飲会にいらっしゃるので、
飲食店やお酒屋さんのご担当者さま、ぜひ会場まで足をお運びくださいませ!!
シャトー・クラリス。
さっそく試飲してみます。
黒味を帯びた非常に濃いパープル。
ほぼ縁までしっかり濃い色をしています。
向こうが透けて見えないぐらい濃くて凝縮感があり、粘性も高いです。
香りは勢いよく開いています。
まずブルーベリー、カシス、ブラックチェリーやブラックベリーのジャムやリキュール。
甘やかで濃厚な香りがバッ!と、飛び込んできます。
クローヴや黒コショウのスパイス香、
カカオパウダーやダークチョコレートのような樽香も非常に豊か。
そしてレザーのような動物的な香り。
複雑で、そして同時に活き活きとしています。
味わいは、まずしっかりとしたアタック。
ボディしっかり、ボリュームがあります。
豊満で甘やかな果実味が口いっぱいに広がり、酸はやや穏やか。
タンニンは非常に滑らかでスムーズ。
そしてカカオやブラックチョコレートの後味。
飲んだあと、非常~に長い余韻を楽しむことが出来ます。
メルロー100%という特徴が非常によく出ています。
ところでちょっと横道ですけど…メルロー100%って結構珍しいですよね??
食事は「花椒を効かせたジャージャー麺」を合わせてみました。
甘さ控えめでスパイスを効かせたのがペアリング的に超ナイス!
ちなみに次の日は、カカオ85%のチョコレートを合わせてみましたが、こちらもかなりグゥゥー!でした。
ワインにかなり凝縮した果実感があるので、
その甘さに寄り添うよりは、スパイスや樽香でバランスを取るほうがペアリング的にはやりやすいかもです。
このワイン、ペアリングしやすいし、抜栓後も何日か楽しめる感じだし、
それに、2015年ヴィンテージでもまだ若々しくて、
熟成すると、きっともっとまろやかさや複雑さが出てきてとっても美味しいワインになってくれそうだし。
何だか思いがけないぐらい色々な可能性や楽しみがあります。
今回はヴィエイユ・ヴィーニュをご紹介しましたが若木で作ったシャトー・クラリスもご用意があります。
どちらも美味しいので、ぜひ一度お試しください。
そして、ご都合のよいお客様はぜひ試飲会に足をお運び頂けたら、カルヴェスさんも私たちも本当にうれしいです。
それではまた。
※今回の試飲会は業界関係者を対象としております。悪しからずご了承くださいませ。