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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.248】ヴィレ・クレッセ・トラディション・ピエール・ブランシュ

2024年5月06日

テイスティングレポート

みなさんこんにちは
営業部の大木です。
 
先日、アンドレ・ボノムの当主オレリアン・パルテ氏が初来日をし、
ブルゴーニュ・コート・ドールに負けない素晴らしいヴィレ・クレッセについてご教授いただきました。
その中のアイテムを一つご紹介させていただきます。
 
アンドレボノムヴィレクレッセレピエールブランシュ
生産者名:Domaine Andre Bonhomme(ドメーヌ・アンドレ・ボノム)
アイテム名:VIRE CLESSE TRADITION “LES PIERRES BLANCHES”2022
 (ヴィレ・クレッセ・トラディション・レ・ピエール・ブランシュ)
品種:シャルドネ 100%
参考上代:5,775円(税込)
 
ヴィレ・クレッセのクオリティを向上させた先駆者!
1956年、現当主オレリアン・パルテ氏の祖父アンドレ・ボノム氏が
ドメーヌを設立しました。
アンドレはマコン元来のフルーティーなスタイルに複雑味を持たせ、
より高品質な‟コート・ドールのようなワイン“を造ることを目指しました。
これが注目を呼び、1960年~70年代には星付レストランから声がかかるようになり、
以来、アンドレ・ボノム氏は小規模ながら
優良なヴィレ・クレッセの生産者として知られています。
 
収穫は100%手摘みで行っており、
いかに収穫機が進歩しようとも人の目や舌に勝るものはなく、
丁寧に手作業で作業を進めることを選択しています。
「ブドウは1年育てた我が子のようなもので、
大切に育ててきた子供たちを最後に傷つけるようなことは考えられない。
低い温度の時に健全で丸々としたブドウを収穫し運べば
酸化防止剤の使用は最小限に抑えられる」と、オレリアンは語っています。
 
ドメーヌとして重要と考えるのはフルーティーさと酸味のバランス。
多くの生産者が、実の酸が落ちることを恐れて
糖度がしっかり上がらないうちに収穫してしまうことも多い中、
酸度と糖度を見極め、収穫タイミングをじっと待ちます。
 
「酸は背骨ではあるけれど、
熟した実からくるしっかりした身体、筋肉(糖)がないと、
よい熟成は出来ない」という祖父アンドレの教えを守っています。
 
「樹齢が高ければ高いほどよいブドウの実をつける」
これも祖父の教えからくるもので、ドメーヌ設立以来、植え替えを行っていません。
 
 
オレリアンは祖父からの教えを守るだけではなく、
それぞれの区画のブドウの樹齢、区画や日当たり、
位置により、その個性を反映させた新しいキュヴェをいくつかデビューさせています。
発酵は、天然酵母でステンレスタンク中心ですが、
キュヴェにより木樽を入れる場合もあり、
熟成期間はキュヴェごとにステンレスタンクと木樽を併用、熟成期間は様々で、
それ以外はあまり大きな変化を付けずに区画ごとの個性がはっきりと表現されるようにしています。
ヴィレ・クレッセのスペシャリストとして、自然に沿った手法でテロワールを表現しています。
 
 
サーモンのマリネ
ご紹介させていただく、
ヴィレ・クレッセ・トラディション・レ・ピエール・ブランシュは、
ステンレンスタンクのみで発酵を行い、木樽を使わないキュヴェとなります。
酸と果実、ミネラル感とのバランスが良く
フルーティーでミネラル感があり爽やかで張りがあります。
果実味が素直に現れていて、
花や柑橘系の豊かな香りと適度な酸とボリューム感があり、
万人受けする素晴らしいワインです。
 
 
合わせていただいた料理はサーモンのマリネです。
ピエール・ブランシュの豊かな果実味が
サーモンと見事にマッチして甘みをより感じられました。
2022年のピエール・ブランシュは
フランスの気候が暑かったこともあり
ミネラル感も、もちろんありますが、果実味も濃く、果実の甘みが豊かです。
絞ったレモンやディル風味のサワークリームとも相性がよく
お互いの味わいをより濃くしてくれていました。
 

 
汎用性が高く、いろいろな料理と合いそうです。
万人受けするブルゴーニュのシャルドネを是非お試しください。