LOIRE/ロワールLOIRE/ロワールの生産者のご紹介
Domaine Florian Roblin/ドメーヌ・フロリアン・ロブラン
生産者名 | Domaine Florian Roblin |
生産者名(カナ) | ドメーヌ・フロリアン・ロブラン |
所在地(村) | ロワール コトー・デュ・ジェノワ / Loire Coteaux du Giennois |
当主名 | フロリアン・ロブラン / Florian Roblin |
栽培責任者 | フロリアン・ロブラン / Florian Roblin |
醸造責任者 | フロリアン・ロブラン / Florian Roblin |
所有畑とその広さ | コトー・デュ・ジェノワ / Coteaux du Giennoisに合計約3.0ha ソーヴィニョン / Sauvignon 2.0ha ピノ・ノワール / Pinot Noir 0.8ha ガメイ / Gamay 0.2ha |
栽培品種 | 【白】ソーヴィニョン 【赤】ピノ・ノワール、ガメイ |
栽培方法 | ビオロジック中心 |
コトー・デュ・ジェノワ(Coteaux du Giennois)のボーリュー・シュル・ロワール(Beaulieu sur Loire)にあるドメーヌです。コトー・デュ・ジェノワは、ロワール地方サントル・ニヴェルネ地区にあり同地区で最も広大な面積を誇っています。
この地のぶどう栽培は非常に古い歴史があり、また近年価格高騰が著しい近隣のサンセールやプイィ・フュメに取って代わるだろうと言われる、注目の産地でもあります。
AOCコトー・デュ・ジェノワは赤・ロゼ・白の3種類が認められており、白はソーヴィニョン100%で造られます。一方、赤はピノ・ノワールとガメイを必ずブレンドすることが定められています。
ドメーヌでは今後、ピノ・ノワールだけでキュヴェを造る計画もありますが、その際はヴァン・ドフランスでのリリースとなる予定です。
当主のフロリアン・ロブランは1981年5月生まれ。祖父は小規模ながらぶどう栽培をしていました。父も農業を営んでいましたが、ワイン造りとの関わりはありませんでした。
フロリアンはトゥールの醸造学校で学んだ後、サンセールの巨星アルフォンス・メロやローヌを代表する醸造家の1人フランソワ・ヴィラール、ジュヴレ・シャンベルタンのジャン・ルイ・トラペらの下で、さらにワイン造りを学びました。
故郷に戻ったあと2006年から植樹を始め、2008年がファースト・ヴィンテージでソーヴィニョン・ブランを少量生産しました。
2010年にはピノ・ノワールとガメイのブレンドキュヴェを造りました。
現在、約3.0haの畑(2.0ha Sauvignon、0.8ha Pinot Noir, 0.2ha Gamay)を所有し、年産は僅か6000本程度と少ないですが、徐々にその面積を増やしています。
有機認証は取得していませんが、栽培は基本的にビオロジックを実践しています。
南に面したシャン・ジゴー(Champs Gibault)のテロワールは、サンセールと同じ石灰質のシレックス土壌と白い粘土も含まれます。
ぶどうはグラン・クリュ並みに1ha当たり10,000本以上の高密度で植えたり、表面近くの根を根気強く鋤起こしで刈り取る事で、ぶどうの樹がそれぞれ競争するように深く根を張る為、とても深みのある味わいを備えることができるそうです。
収量は年によって異なりますが30~50hl/haを基本としており、収穫では手摘みで畑でぶどうを選別したあとさらに選果台で迅速に厳しく行わう事で品質的にもグラン・クリュに肩を並べるワインを目指しています。
発酵は天然酵母であえて新樽は使用しません。
ワインはテロワールの個性を最大限に活かした果実味豊かで爽やかさとダイナミックさを備え、深みと奥行きや複雑味さや緻密さを見事に融合させた味わいです。
ギ・ド・アシェット誌2017年版において「今年のワインメーカー」として選出された、この地域での代表的な生産者のひとつとして紹介されている生産者です。