皆さまこんにちは。営業の久保です。
夏の終わりのこの季節は何故か少し寂しい気持ちになります。
今年は自宅で過ごすことも多い夏でしたが、お家時間での楽しい思い出を振り返りながら、ジャナスのロゼを飲んでみました。
Domaine de la Janasse
2020 Cotes du Rhone Rose
ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス
2020 コート・デュ・ローヌ・ロゼ
参考上代¥2,500-(税別)
葡萄品種:グルナッシュ50% サンソー30% シラー10% クーノワーズ10%
ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスはコート・デュ・ローヌでも指折りの生産者で、
近年評論家の高評価やメディアの影響もあり人気がうなぎ登りの生産者です。
トップ・キュヴェのシャトーヌフ・デュ・パプVVはもちろんのこと、エントリーラインの
コート・デュ・ローヌ・ルージュに至るまですべてのキュヴェで高い評価を得ている凄腕ヴィニュロンです。
このコート・デュ・ローヌ・ロゼも2019年産がパーカーポイント91点、2018年産が90点と
この価格帯のワインとしては驚くほどの高評価を頂いています。
近年ロゼワインの人気が定着してきた感がありますが、
特に今年は巣ごもり需要もあったせいか
ロゼワインの人気がより高まった気がします。
色調はやや濃く、明るめのルビー色。光の当たり具合によっては初秋の夕焼けのようなの色合いにも見えます。
これはロゼ・ド・セニエ製法(※)によるところが大きいかと思います。
グラスに注ぐとベリー系の香りが感じられ、チェリーやストロベリー、オレンジなどの中に少しのスパイスのニュアンスが感じられます。
ジューシーな果実味があり、豊富なミネラルと程よい酸味とのバランスは秀逸。
タンニンも感じられ、赤ワインよりのロゼという印象です。
今回は生ハムと合わせてみましたが、生ハムの塩気にワインのミネラルが見事なペアリングになっていました。
ボディがしっかりとあるので、ローストビーフや鴨ハム、
あるいはピッツア・マルゲリータなどとも相性がよさそうです。
ジャナスのロゼは別にIGPメディティラネ・ロゼというワインもあります。
こちらは色調も淡く、プロヴァンス風のスタイルで白ワインよりのロゼです。
比較して飲むと楽しさが倍増すること間違いなしです。
是非ジャナスのロゼワインをお愉しみください。
(※)黒ブドウをプレスし果皮と果汁・種子を一緒にタンクに入れ、浸漬するところまでは赤ワインと同じ製法。
浸漬して果汁が色付いてきたら醸造の途中で果汁のみを抜き取り、別のタンクで発酵。
他のロゼワインの製法と比べてブドウの果汁が皮と接している時間が長くなるため、
色合いが濃く、タンニンが多く含まれているロゼワインになります。
【テイスティング・シリーズVol.115】お肉との相性も抜群!
ジャナスのコート・デュ・ローヌ・ロゼ
2021年9月13日
テイスティングレポート