みなさま、こんにちは。営業の馬渕です。
少しづつ秋の気配が感じられるようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。本日は、先週に続き日本におけるナチュラルワインの第一人者、新井順子さんのセレクションよりおすすめ赤ワインをご紹介させていただきます。
MAISON GAZEAU-BALDI / RENDEZ-VOUS ROUGE 2022メゾン・ガゾー・バルディ / ランデヴー・ルージュ税込参考上代 4,950円
“メゾン・ガゾー・バルディ”は、ロワールに2022年から夫婦で始めた新しいワイナリーです。ワイナリー名の“ガゾー”は、ご主人のファミリーネーム、“バルディ”は奥様のご実家のファミリーネームで2つの名前を彼らは名乗っています。
ワイナリーはロワール、トゥールという町の北に位置しております。自社畑は8haあり、そのうち6haがシュナンブラン、1.5haがピノ・ドニス、0.5haがコー(マルベック)とガメイです。
今回“ランデヴー・ルージュ”を選んだ理由のひとつとして、最近人気が高まっているガメイを使用。そしてアーティステックなとても印象的なエチケットが目を引いた事です。このエチケットは奥様オーレリ・ガゾー・バルディさん本来の仕事、シネマアートで作ったラベルでイスタンブールを旅行した時にイメージした作品だそうです。
今回記念すべきファーストリリース&日本初入荷ワインの“ランデヴー・ルージュ”のテクニカルを少々。葡萄品種はガメイ100%、ビオロジック農法、シレックスと粘土質土壌、自生酵母、100%全房発酵、SO2無添加、無清澄、無濾過。葡萄収穫後そのままタンクでマセラシオン。3日間そのままで4日目にルモンタージュをし、5日目に足で潰し始め、7日後にプレス。「当主ジャン・ダミアン・ガゾー・バルディ氏はボジョレーでガメイの醸造を勉強しただけあって
素晴らしいガメイに仕上がっている」との新井順子さん評です。
それではテイスティングに入りたいと思います。ワインをグラスに注ぎますと、色調は透明感のある明るいガーネット。香りは豊かなミネラルに、ラズベリーや、スミレ、甘草などやさしい風味の中に瑞々しさを感じます。口に含むと、とてもピュアで綺麗でタンニンもしなやか、旨味もしっかりとあり、さまざまな味わいが何層にも連なって感じられます。ボジョレーワインとは、また一味違ったガメイに新たな感動と楽しさを与えてくれた瞬間でした。このワインを通じてガメイを再認識させられること間違いなしです!
料理にはソーセージのブリオッシュ、鶏や豚の白身肉ソテー、マッシュポテトバター添えなどとは好相性です。
最後に“ランデヴー・ルージュ”以外にもうひとつキュヴェ入荷しておりますので、こちらもおすすめさせていただきます。“コトー・デュ・ロワール・ルージュ2022”(リンク) 葡萄品種ピノドニス80%、コー(マルベック20%)税込参考上代6,600円とても綺麗で芯のしっかりした上品な味わいの赤ワインです。
それでは、また次回よろしくお願い致します。
【テイスティング・シリーズVol.219】おすすめナチュラルワイン ガメイ編
2023年10月16日
テイスティングレポート