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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.220】ミネラル感たっぷりのアリゴテ

2023年10月23日

テイスティングレポート


こんにちは、神戸事務所の熊谷です。
少し前まで冷房を入れておりましたが、あっという間に朝晩はひんやりする季節となりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。


弊社取り扱いのブルゴーニュワイン、ロベール・シリュグが先月入荷しました。


ロベール・シリュグは1960年、ヴォーヌ・ロマネに創業の非常に小規模なワイン生産者。
化学薬品を使用しない害虫対策などを行い、人為的で化学的な介入を厳しく制限することで、
地球環境に配慮した、高品質ワインを生み出す為の真摯な取り組みを行っています。
今回ご紹介するのは以下のワイン。



◆Bourgogne Aligoté 2022 / Domaine ROBERT SIRUGUE
ブルゴーニュ アリゴテ 2022 / ドメーヌ ロベール・シリュグ
参考上代 5,225円(税込)


輝き、透明感のある淡いグリーンイエロー。
洋ナシや青りんごなどの果実に、グレープフルーツのような柑橘系、ホワイトペッパーやカルダモンのようなスパイスの香り。
少しヨーグルトのような風味も感じられます。
ぴしっと通ったミネラル感があり、フレッシュでフルーティーな中にもしっかりとした骨格のあるワインです。


以前はアリゴテと言えば酸っぱい酸が特徴と言われていましたが、近年はそこまで酸っぱいアリゴテに出会わなくなってきました。
シリュグのアリゴテも、口に含んだ瞬間に《酸っぱい!》と思う酸ではありませんが、余韻にきれいな酸がのっています。

豊かなミネラル分と余韻の酸で、ブラインドで飲んだら何というだろうと考えながら、一番近いのはシャブリかと思いました。
ACブルゴーニュの枠を超える、上質のブルゴーニュの白だということは間違いありません。


ロベールシリュグブルゴーニュ白ワインアリゴテ


今回は家でロールキャベツと共に頂きました。
牛と豚の合い挽きですが、コンソメ仕立てですので優しい味わいです。
上に少しチーズをかけて中にハーブを入れましたので、ワインの乳酸的なニュアンス、香りやスパイス感とも合いました。


先月入荷したばかりのシリュグですが、すでにほとんどが完売となっております。
ブルゴーニュ アリゴテもあとわずか!


完売の際はまた来年入荷の際にご検討を!!