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テイスティングレポート

【テイスティング・シリーズVol.255】ドメーヌ アンドレ・ボノムの超人気キュヴェはやっぱり美味しい!!

2024年6月24日

テイスティングレポート

みなさまこんにちは。
 
営業の馬渕です。 
本日はテイスティングレポートでも度々取り上げているマコネのトップ生産者のひとつ
「ドメーヌ アンドレ・ボノム」から 
超人気キュヴェをご紹介させていただきます。
 
DOMAINE ANDRE BONHOMME
ドメーヌ アンドレ・ボノム
VIRE CLESSE “HORS CLASSE” 2021
ヴィレ・クレッセ“オール・クラッセ”
税込参考上代 7,150円 
 
AndreBonhomme
現醸造責任者オレリアン・パルテ(左/長男)
エリック・パルテ(中/父)、ヨハン・パルテ(右/次男)
 
 
まずは、ドメーヌの歴史を少々。
ドメーヌは1956年設立で
当時はマコン・ヴィレに4ヘクタールの畑を所有。
その始まりは容易なものではありませんでしたが、
長い年月をかけてアンドレ・ボノムは
見事に管理された醸造と一貫した品質重視の姿勢により、
一流の評判を確立していったのです。
 
 
こうしてアンドレ・ボノムは、
50年にわたりドメーヌ元詰めの先駆者としてだけではなく、
ソーエ・ロワールのヴィニュロン・アンデパンダントの共同設立者であり、
AOCヴィレ・クレッセの認定に貢献した人物として、マコネ地区で大きな役割を果たしました。
 
ラベルには“ヴィニュロン・アンデパンダント”
(大きな生産者ではなく少量でもそれぞれの信念と情熱を持ってワインを仕込む生産者の認証団体。小規模で優良な生産者の認証として最も定評のあるものの一つ) のマークが
表記されています。
現在ドメーヌは有機栽培で、有機認証もAB、ユーロリーフ、エコセールを取得しています。
 
今回ご紹介させていただくヴィレ・クレッセ“オール・クラッセ”は
アンドレ・ボノムの数あるキュヴェの中でもとても人気があり、
真っ先に完売してしまう商品のひとつです。
“HORS CLASSE”のHORSは”超越した“の意味を持ち、
蝋キャップ使用のパーセレール・キュヴェ(区画毎のキュヴェ)のリリース前はアンドレ・ボノムの最上位キュヴェでした。
 
平均樹齢75年~95年(1930年代がメイン)で除梗なし、
天然酵母、100%オーク樽発酵、樽熟のみ新樽20%使用、樽熟18~20か月。
  
ヴィレクレッセオールクラッセ アンドレボノム
 
それでは、テイスティング開始です。 
グラスにワインを注ぐと、きらきらとした透明感のあるゴールド。 
香りはボノム最大の特徴である豊かなミネラルと、
綺麗な酸、スモーキーなニュアンスがあります。
パッションフルーツや、マンゴーなどのトロピカルなニュアンスと
嫌味のない樽感、
とにかくバランスが素晴らしく整っています。 
口に含むと、ミネラリーでとても華やか、
2021年ヴィンテージの特徴なのか、
よりエレガントで複雑な余韻が堪能できます。
 
今回も見事に期待に応えてくれたかたちで
ボノムの素晴らしさを再認識いたしました。
 
ワインと合わせた料理は
「モッツァレラチーズと燻製パンチェッタ そら豆と蜂蜜ソース」
モッツァレラチーズのクリーミーさと
しっかりとした塩味のパンチェッタと、
ワインの持つ豊かなミネラルと
綺麗な酸が絶妙に合いました。
 
 
 
現醸造責任者のオレリアン・パルテ氏は創業者、故アンドレ・ボノムの孫です。 
彼は非常にアグレッシブでワイン造りに対して人一倍、情熱をもって取り組んでいます。
 
大幅な為替変動や資材不足などの影響で、
価格高騰の続くブルゴーニュワインですが、コート・ド・ニュイやボーヌに比べると
南部のマコネ地区は比較的価格は抑えられています。
 
オレリアンが造るワインは間違いなくハイクオリティで、
パーセレールシリーズの上位キュヴェはムルソーやピュリニー・モンラッシェとも肩を並べるほど高く評価されています。
安定感抜群で今後ますます目の離せないアンドレ・ボノムのワインを
是非一度お試しくださいませ。