ワイン生産者紹介

CHAMPAGNE/シャンパーニュ

CHAMPAGNE/シャンパーニュCHAMPAGNE/シャンパーニュの生産者のご紹介

生産者詳細情報

LAMIABLE / ラミアブル

生産者名 LAMIABLE
生産者名(カナ) ラミアブル
所在地(村) ヴァレ・ド・ラ・マルヌ トゥール・シュル・マルヌ / Champagne Vallée de la Marne Tours-sur-Marne
当主名 Ophelie Lapie Lamiable / オフィリー・ラピー・ラミアブル
栽培責任者 Ophelie Lapie Lamiable / オフィリー・ラピー・ラミアブル
醸造責任者 Ophelie Lapie Lamiable / オフィリー・ラピー・ラミアブル
所有畑とその広さ ラ・ヴィーニュ・ゴワセ / la vigne Goesse 1.44ha
レ・ミュイ / les muits 0.10ha
レ・メレーヌ / les Meslaines 4.17ha
合計 約5.71ha
栽培品種 シャルドネ2.65ha、ピノ・ノワール 3.06 ha
栽培方法 アグリカルチュール・レゾネ
醸造方法 メトード・トラディショナル

HPアドレス https://champagnelamiable.com/

Comment

ラミアブル家は、シャンパーニュのトゥール・シュル・マルヌ村で最も歴史のある家族の1つで、ランスから25km程の場所にある生産者です。彼らの原点は、ドメーヌの隣にある巨大メゾン、ローラン・ペリエ社から畑を譲ってもらった事から始まります。当時はぶどう栽培だけで、その全てをローランペリエに売却していましたが、大戦後に状況が一変し、1950年からシャンパーニュを造り始めました。
現在の全体栽培品種はピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。年産約6万本を生産し、ノン・ミレジムのキュヴェは20ヵ月以上、ミレジメは5年以上熟成後にリリースしています。
手掘りの広大なセラーには今も15万本以上のストックが眠っています。
彼らのシャンパーニュはボディがしっかりした果実味豊かなものが中心です。
現在では約5.7haの畑を所有し、厳格なリュット・レゾネで栽培し、殺虫剤も除草剤も使用せず、有機肥料を使用し、現在はビオ認定申請中。
前当主ジャン・ピエール・ラミアブル氏は医師でもあり多忙の為、次女オフィリー(2003年~醸造担当)が引き継ぎ、彼女の結婚を機に夫一族所有のBilly Le Grandのぶどうを購入する事となりました。従来のグラン・キュヴェにブレンドは出来ないので、新たにプルミエ・クリュのキュヴェエ(未取扱)を生産する事となりました。
親族とは言え、他社からぶどうを購入する事で、2012年からは形式上ではレコルタン・マニピュランからネゴシアン・マニピュランとなりましたが、従来の造りや哲学は変わらず、しっかりと受け継がれ、今も多くの評論家等から常に高い評価を受け続けています。
2011年頃からは低温浸漬過程を止めています。その理由のひとつは発酵後、瓶内にて酒石が形成されるのを防ぐ為で事前に何時間かマイナスに温度を下げ酒石物をわざと形成させるのですが、これではとてもワインに負担がかかるのを避ける為。二つ目は一旦形成された酒石は濾過が必要でそれにより、取り除きたくないアロマや良い有機物までも取り除いてしまうことを避ける為です。
ここ数年、酒石形成を防ぐ為、天然素材(セルローズの木)から作られたGommes De Celluloseを使用しています。これによって従来よりも自然でワインに負担も少なく、特にアロマがよりキープできるようになりました。また2016年より選別した雑草類を故意に植え、土の中で雑草と葡萄木の根を競争をさせ、葡萄木の根により深く伸び栄養を探させるように促しています。このように常に最善の策を模索し、品質の向上に努めているのです。

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