AUVERGNE/オーヴェルニュAUVERGNE/オーヴェルニュの生産者のご紹介
Domaine Des Trouilleres/ドメーヌ・デ・トルイエール
生産者名 | Domaine Des Trouilleres |
生産者名(カナ) | ドメーヌ・デ・トルイエール |
所在地 | オーヴェルニュ ピュイ・ド・ドーム / Auvergne Puy-de-Dome |
運営者 | ミカエル・イヴェール / Mikael Hyvertカミーユ・イヴェール / Camille Hyvert |
所有畑 | 約5.80ha |
栽培品種 | 【白】シャルドネ(1.25ha)【赤】ピノ・ノワール、ガメイ(ともに2.20ha) |
栽培方法 | ビオロジック&ビオディナミ |
収穫方法 | 手摘 |
醸造方法 | 自生酵母SO2無添加無清澄無濾過 |
ビオ認証 | Ecocert, Euro Leaf |
<ドメーヌ・デ・トルイエールのご紹介>(2023.2.5 第1回目訪問 / 新井順子氏コメント)
近年、ワイン生産地として見直されてきた仏中南部オーヴェルニュ(Auvergne)地方。今ではどんどん若い生産者がこの地で始めるので全体的なレベルが上がり、要注目産地のひとつとして認識されようになりました。
ドメーヌ・デ・トルイエール(Domaine des Trouilleres)は、2017年からカミーユ(Camille)とミカエル・イヴェール(Mikael Hyvert)夫妻が標高380~500mにある約5.80haの畑を運営しています。トルイエールとはセラーのある土地の地質を指します。そのセラーは非常に頑丈で、火山活動による「穴」が沢山あります。
ミカエルは1989年5月パリに生まれましたが、ご両親の仕事の関係でタヒチやニューカレドニアで育ちました。2007年18歳でフランスに帰国。20歳になった2009年からボルドーで醸造学を学びます。学生時代にロワールのレ・ヴァン・コンテ(Les Vins Contes)を手伝いながらBIOワインについての知識を蓄えました。2011~2015年にボルドーで働きながら将来について考えていた頃、のちに妻となるカミーユと出会い、共にワインを作ることを決意しました。
二人は、ロワール、ボルドー、アルゼンチン、チリ等で経験を積み、2015年にオーヴェルニュへ。地元のワイン連盟の会長を務めていたジャン=ピエール・プラディエ氏(Jean-Pierre Pradier)と出会います。彼は本格的無農薬実践者です。2016年、彼の元で一緒に収穫し、引退を決意していたプラディエ氏がミカエルなら任せても大丈夫!とドメーヌを売りました。
畑は大きく2つのタイプに分かれ、半分は火山活動が影響している土(崩積層岩と玄武岩)で、ここからエレガントなワインが生まれます。あとの半分は粘土石灰質です。その為ワインにそのテロワールがしっかりと反映されます。
農法は無農薬、そして可能な限りビオディナミを取り入れています。収穫は全て手で行い、酵母菌は入れずフィルターもしません。ボトリングの前に少しだけのSO2を添加する事もありますが、基本的にはSO2無添加です。
2022年12月発売されたナチュラルワインについての書籍「「Vignerons de Loire」にも掲載されています。
益々有名になってしまいますね。今後の活躍に期待したいと思います。