ワイン生産者紹介

LANGUEDOC&ROUSSILLON/ラングドック&ルーション

LANGUEDOC&ROUSSILLON/ラングドック&ルーションLANGUEDOC&ROUSSILLON/ラングドック&ルーションの生産者のご紹介

生産者詳細情報

Sas Josette & Michel/ジョゼット・エ・ミシェル

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<ジョゼット・エ・ミシェルのご紹介>
(2023.5.7 第1回目訪問 新井順子氏コメント)
 

フランス南西地方トウ―ルーズ(Toulouse)から山に登った所にモン・ロック(MONT-ROC)と言う小さな村があります。
そこに2022年から始めたネゴシアン、ジョセット・エ・ミッシェル(JOSETTE & MICHEL)。
今年の1月のモンペリエ(Montpellier)のサロンで出会いましたが、ワインは吃驚する程、光っておりました。
フィリップ・エソム氏(PHILIPPE ESSOME)、通称フィフィ(FIFI)、1968年5月10日ディジョンで生まれました。
お父様はアフリカ人、お母様はフランス人で、ディジョン(Dijon)で事務仕事をしておりました。
最初はワインに余り興味がなかったのですが、ローラン・サイヤール(Laurent Saillard)のNYのレストランで
2003ナチュラルワインに出会い、衝撃を受けます。今、そのLaurentはロワールでワイン造りをしており、
ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ(Domaine des Bois Lucas)の醸造所を購入してワイン造りをしております。
フィフィはフランス人、こんな美味しいワインがフランスにあるなら、フランス人の自分がNYに紹介しよう!と、輸入会社を立ち上げます。
2008~2020年長い間、美味しいナチュラルワインをアメリカに紹介しておりましたが、
コロナによって色んな状況が変わり、前から夢だった自分のワインを造る事を決意。
そしてアメリカを去り、フランスでワイナリーを始める事にしました。
奥様のジョアンヌ(Joanne)もブルゴーニュ生まれなのでワインは小さい頃から身近な物でした。
フィフィからフランスに戻ってワイナリーを始めたい!との計画を聞き、そのタイミングで結婚して2人でワイン造りをする事を決意。
コロナで人生が変わった人は沢山いますが、彼らもその中の1人です。

どこでワインを造るか? 彼らは最初からネゴシアンを始めると決めていたので、場所にはそれ程、拘りはありませんでした。
子供達の学校の関係でアルビ(ALBI)に近い所がBestだったので、それを優先。
そして畑もある所と言う順序で、この場所にたどり着いたのです。
畑を買って、理想通りのワインをマサール・セレクション(Massal selection)で造りたかったので、植樹から始めます。
500mの標高の畑に0.20haのCheninを2023年春に植え、来年は0.50haの白、0.50haの赤を植える予定です。
今は植樹したてですから、しばらくは買い葡萄だけの醸造ですが、こうやってゼロから2022年に2人で始めたのです。
その最初のリリースのワインをご縁がありました。
フィフィを見ていると昔の私を見ているようで、やっぱり応援したくなります。

実はフィフィのお母様もJoanneと言います。なので、奥様の事をJosetteと呼び始めたら、JoanneはふざけてMichelと呼び始め、
それがワイナリーの名前になりました。

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